くらし [特集] 水害に備える~命を守るためにできること~(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県深谷市
- 広報紙名 : 広報ふかや 2025年7月号
毎年6月から10月ごろは、集中豪雨や台風などにより水害が起こりやすいといわれている『出水期(しゅっすいき)』と呼ばれる期間です。水害から大切な命を守るために、日ごろからできる水害への備えについて特集します。
■『深谷市ハザードマップ』を活用し、水害への意識を高めましょう
◆水害への備えはできていますか?
水害はいつどこで発生するか分かりません。『令和7年度深谷市民まちづくりアンケート』の結果(下記グラフ参照)によると、『自宅に災害に対する備え(備蓄品など)がある』と答えた市民の割合は47%と、備えがあるかたが半数に満たないことが分かります。
▽地域の水害リスクを確認
水害に備えるためには、まず自身の住んでいる地域の危険性を知ることが大切です。そのために活用したいのが『深谷市ハザードマップ』です。深谷市ハザードマップには、市内で想定される洪水の浸水状況や土砂災害の警戒区域などが掲載されているほか、マイ・タイムライン(避難に備えた行動をあらかじめ記入しておくチェック表)を作成できるページがあるなど、災害時に役立つ情報が多く掲載されています。また、スマートフォンやパソコンから簡単に想定される浸水状況を確認できる『Web(ウェブ)版深谷市ハザードマップ』もあります。深谷市ハザードマップを活用して、自宅などの浸水の危険性を確認し、どこに誰と避難するのかなど、避難計画を作成しておきましょう。
■非常持ち出し品を準備しておきましょう
『リュックサックなどに入れておくもの』の例
・飲料水(ミネラルウォーターなど)
・保存食(調理せずに食べられるもの)
・貴重品
・医薬品
・感染症対策(マスク・アルコール消毒液など)
・衣類(上着・下着類・靴下・手袋 など)
・雨具(カッパ、かさ)
・スリッパ・うわばき
・ビニール袋、古新聞紙
・筆記用具
・ティッシュペーパー
・洗面用具、タオル
・生理用品、簡易トイレなどの衛生日用品
・懐中電灯、携帯ラジオ、乾電池
・携帯電話用充電器、モバイルバッテリー
・家・車・バイク・自転車のスペアキー
[CHECK]
チェックリストを使って、すぐに避難できるように最低限必要なものを非常持ち出し品として準備しておきましょう。非常持ち出し袋は両手の空くリュックサックが便利です。