健康 〔特集〕いつまでも心身ともに健康でいるために…(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県入間市
- 広報紙名 : 広報いるま 令和7年2月1日号
健康寿命(本紙2ページ下段参照)を伸ばし、心身ともに健康であり続けるには、適度な運動、適切な食生活、禁煙、健診・検診の受診等、日常生活の中でのさまざまな取組が重要とされています。本特集では、厚生労働省からも評価を受けた入間市の運動の取組を紹介します。
体が縮こまりがちな冬の期間も、身近な場所で、無理なく、体を動かしてみませんか?
■厚生労働省より入間市の運動の取組が評価されました 第13回 健康寿命をのばそう!アワード優良賞受賞
受賞取組名「健康寿命県内6位(男性)・8位(女性)から県内3位(男女)への運動の取組み」
生活習慣病予防の啓発活動及び健康寿命を伸ばすことを目的として優れた取組を行う企業・団体・自治体を対象にした「第13回健康寿命をのばそう!アワード(厚生労働省・スポーツ庁主催)」において、全国113件の応募の中から、入間市の運動分野の取組が健康・生活衛生局長優良賞(自治体部門)に選ばれました。埼玉県では唯一、入間市のみが受賞しました。
■入間市民の健康寿命が男女ともに県内3位!
令和2年度の市民の健康寿命は男性6位、女性8位でしたが、徐々に順位が上がり、令和5年度には男女ともに県内3位となりました。
(出典:2023年度版「埼玉県健康指標総合ソフト(埼玉県衛生研究所:健康情報等分析)」)
■健康寿命とは?
健康寿命とはWHO(世界保健機関)が2000年に提唱した新しい指標で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。
埼玉県における健康寿命の算出は、「65歳の方が自立した生活を送れる期間とし、具体的には、65歳から『要介護2』になるまでの期間」を示しています。
※厚生労働省による都道府県別健康寿命とは、算出方法が異なります。
■疾患があっても安全に運動が行えるトレーニング室
入間市健康福祉センター内に設置されているトレーニング室では、心疾患、不整脈、脳血管疾患、透析、難病等の方も利用できるよう医療機関と連携し、担当医による「診療情報提供書」により、運動プログラムを提供しています。疾患があっても安全に運動できるトレーニング室は、他自治体でもあまり例を見ません。
「診療情報提供書」が必要な方は、全体の利用者の約1割程度ですが、その他にも生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症等)で内服をされている方が約4割を占めており、生活習慣病の予防・改善にもご利用いただいています。
○利用料金(15歳以上) ※初回のみ講習会の予約必要
○トレーニング室利用時間
※年末年始、3、6、10、12月に臨時休館あり
○トレーニング室の利用者の疾病状況
▼利用者の声
大塚昌さん:84歳
入間市健康福祉センターに2003年から現在まで2,040回通っています。スタッフからの的確なアドバイスはもとより、トレーニングするメンバーのストレッチや筋トレの方法なども非常に参考にさせていただいています。脊柱管狭窄症など病気や怪我なども経験しましたが、トレーニングのおかげで、健康への自信がついてきています。体重の管理も家にずっと居ると意識しづらいのですが、トレーニング室に通う日は血圧・体重の記録を欠かさず行っています。外出や旅行の計画とともにトレーニングの日程を組み、定期的に足を運んでいることが健康の維持につながっていると感じています。
■運動教室等の開催、ウォーキングの自主グループ立ち上げ支援
市では、運動・スポーツ・介護予防・健康づくり等のさまざまな教室を開催していますが、継続して運動を実施したい方のために、ウォーキングの自主グループ等の立ち上げ支援を行っています。現在は約8グループが自主的かつ定期的にウォーキングを実施しており、中には杖歩行のウォーキンググループもあります。
▼参加者の声
令和6年9月から立ち上がった「高倉あるけあるけ」(曽根さん)
身近な地域でウォーキングを以前から行いたいと思っていました。地域の方々に声をかけたところ賛同していただくことができ、初回は市の職員にウォーキングの基礎、歩く姿勢、ストレッチなどを学び、今も継続的に歩いています。