くらし 〔特集1〕きたもとで挑戦する人を応援する-ふるさと納税型クラウドファンディング-(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県北本市
- 広報紙名 : 広報きたもと 令和7年11月号
ふるさと納税型クラウドファンディング(GCF…ガバメントクラウドファンディング)は、ふるさと納税の仕組みを活用して、応援したいプロジェクトに直接寄附をすることができる仕組みです。今年度寄附を募集する事業について、提案者の想いをお届けします。
■〔project 1〕つながる「繊月(せんげつ)」プロジェクト
~地域を照らす、みんなの居場所~「あかりが灯ると人が集まり、つながりが生まれる」
『誰もが安心して集えるまちのリビングを創りたい』
提案者:株式会社SpinNer(スピナー) 代表長島義明さん 松本りえ子さん
目標金額:200万円
寄附の主な使い道:業務用冷蔵庫などの厨房施設一式の調達、内装工事
プロジェクトの詳細は本紙の二次元コードから ※11月3日公開
私たち株式会社SpinNerは、定期巡回型の訪問介護や居宅介護支援などの介護保険事業に関わっています。日々のサービス提供を通じて、「人とのつながりや何かしらの支援が必要な方が、地域にはもっといらっしゃるのではないか」と感じていました。
そこで今回、お子さんのいる世帯や高齢者、障がいのある方、また福祉関係者や地域の皆さんが関わり合い、食を中心に様々な交流が生まれるあたたかな居場所「繊月」をつくるプロジェクトに挑戦します。「繊月」とは、月齢約2日目の細い月の別名で、わずかな時間しか見られない、希少で美しい月です。月のように優しく地域を照らすこの居場所で、特別で心に残る出会いをしてほしいという願いを込めました。
「繊月」が目指すのは、人が集まり交わる場、生活を支える相談・支援の場、挑戦を応援する場という3つの機能を兼ねる、シェアスペースです。本格的な調理場を備えるので、子ども食堂や地域食堂、飲食店などを始めたい方の腕試しの場として利用していただきたいです。
誰もが安心して集い・語り合い・笑い合える「地域のリビング」として皆さんに活用いただけることを目指します。
皆さんからのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
・予定地は西中央通りにある現事業所の1階部分で、北本中学校にほど近い。飲食店用の本格的な調理場を備えている。
■〔project 2〕子どもの「やってみたい!」を応援するあそび場をもっと広げるプロジェクト
『子どもがのびのびと遊び育つ場を増やしたい』
提案者:もりとこプレーパーク プレーリーダー 室伏結子(ゆいこ)さん、特定非営利活動法人 北本学童保育の会うさぎっ子クラブ理事長 青柳恭義(たかよし)さん
目標金額:200万円
寄附の主な使い道:リヤカーや焚火台の整備、スタッフ育成
プロジェクトの詳細は本紙の二次元コードから ※11月3日公開
私たちは現在、市内の雑木林(市民緑地4号)で、「もりとこプレーパーク」という冒険遊び場を月1回開催しています。
近年では、子どもたちが自由にのびのびと遊べる場所や機会は、なかなか得られにくい状況にあります。9年前に市民活動から始まった「もりとこプレーパーク」は、水や泥遊び、焚き火や木工工作など、自然の中で五感を使った自由な遊びを創り出し、子どもたちが自分のやりたいことに挑戦できる環境を育んできました。
今年からうさぎっ子クラブの皆さんと共同で運営する体制となったことで、私たちは「あそび」の可能性を広げられるようになりました。
今回のプロジェクトでは、さらに多くの子どもたちに遊びの場を届け、遊び場の担い手を増やしていくために、市内の他地域で「出張プレーパーク」を継続的に運営することを目指します。いただいたご支援は、リヤカーや焚火台の整備、スタッフの育成などに使わせていただきます。
プレーパークは子どもたちの想像力・探究心・人との関わりを引き出す、生きる力が身に付く遊び場です。将来的にはプレーパークの常設化も見据え、この場所でご家庭や地域とともに子どもの成長を支えていきたいと考えています。
皆さまからのご支援のほど、よろしくお願いいたします。
