- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県館山市
- 広報紙名 : 広報だん暖たてやま 令和七年10月号
■経常収支比率の状況

経常収支比率 ※この比率が高くなるほど「柔軟性に乏しい」とされています。
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経常的な支出(扶助費、人件費、借金の返済など)/自由に使える経常的な収入(市税・地方交付税など)
財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、97.4%と前年度から2.7ポイント増加。
分母となる「経常的な収入」のうち地方交付税が増加し、分子となる「経常的な支出」のうち人件費が増加しました。
分子である経常経費の増加額が、分母である経常一般財源の増加額を上回ったことにより、前年度と比較すると比率が上昇しています。
■健全化判断比率及び資金不足比率の状況

なお、下水道事業会計における「資金不足比率」は、資金不足が生じていないため、数値はありません。
▽健全化判断比率の種類
実質公債費比率:収入のうち、借金の返済額が財政に及ぼす影響を表す指標(“いま”の危険度)
将来負担比率:借金の残高が、将来にわたり財政に及ぼす影響を表す指標(“将来”の危険度)
※基準を超えた場合には、財政運営の健全化を図るための計画策定など、様々な制約が課せられます。
「健全化判断比率」や「資金不足比率」などの法令に基づく基準値を下回っていますが、近年数値が悪化しています。
その理由は、清掃センターの長寿命化改修工事や館山中学校整備事業などにより、市債の借入額が増加したためです。
特に将来負担比率の増加率が高くなっているため、これからの世代のためにも、これまで以上に行財政改革に取り組んでいく必要があります。
問合せ:行革財政課
【電話】22-3291
■下水道事業会計決算の概要

資本的収支の不足分については、損益勘定留保額(1億1,262万6千円)、利益剰余金処分額(3,617万4千円)で補てんしました。
収益的収支:当該事業年度の企業の経営活動に伴い発生する収益と費用の状況を表したもの。
資本的収支:将来の営業活動に備えて行う下水道施設の建設改良費等の費用や、その財源となる収入を表したもの。
▽損益計算書(収益的支出に基づく)(単位:千円)

▽貸借対照表(単位:千円)

▽業務量
・年間汚水処理量・年間有収水量(単位:立方メートル)

ア.年間汚水処理量…1年間の汚水の処理量
イ.年間有収水量……[ア]のうち、使用料の対象となる水量
▽普及率・水洗化率(単位:%)

ウ.普及率…住民基本台帳の人口のうち、処理区域内の人口割合
エ.水洗化率…処理区域内の人口のうち、実際に下水道を使用している人口の割合
▽使用料単価・汚水処理原価(単位:円)

オ.使用料単価…[イ.有収水量]1立方メートル当たりの使用料収入
カ.汚水処理原価…[イ.有収水量]1立方メートル当たりの汚水処理にかかる費用
下水道事業会計の問合せ:下水道課
【電話】22-3661
