健康 本人も家族もみんな楽になる!新しい認知症観 9月は認知症月間です

認知症について、皆さんはどのようなイメージがありますか。「認知症になったことを近所や親戚の人にも言えない」「認知症になると何もできなくなる」といった後ろ向きなイメージが少なくありません。実際、自分や家族が認知症になったことで、進行とともに生じる変化に戸惑い、不安になることがあります。
しかし、認知症のご本人やご家族の方からは、「住み慣れた自宅で今までどおり暮らしたい」「長年やってきた趣味が続けられるのは嬉しく、楽しい」といった前向きな声も聞こえます。
これまでは後ろ向きなイメージが先行しがちでしたが、新しい認知症観として、認知症になってからも住み慣れた地域でつながりながら、希望を持って暮らし続ける向き合い方が認知症基本法にも示されました。
厚生労働省によると2040年には高齢者の約3.3人に1人が認知症または* 軽度認知障害(MCI)になると見込まれており、誰でも認知症になる可能性があります。
認知症について理解を深め、新しい認知症観へアップデートしていきましょう。
*軽度認知障害(MCI)…記憶障害などの軽度の認知機能の障がいが認められるが、日常生活は問題なく送れる状態のことです。

・アップデートしよう認知症観

[1]認知症サポーター養成講座
認知症について正しく理解し、認知症の方とその家族を温かく見守り、支援するサポーターを養成する講座。各種団体などでお申し込みください。
対象:5名以上のグループ

[2]認知症高齢者等見守りシール
認知症の高齢者などが行方不明になった際に活用できる見守りシールを配布しています。配布対象者など詳しくはお問い合わせください。
◆見守りシールの仕組み
・発見した方が二次元コードを読み取る

・「見つかりました」などのメールが家族に自動配信される

・発見者と家族の間で、掲示板を使って匿名でのやりとりも可能
※二次元コードを衣服などに貼ってあり、心配や困った様子のある方を発見した際は、ご協力をお願いします。

[3]認知症ケアパス
認知症の進行状況に合わせて受けられるサービスがひと目で分かります。
配布場所:地域包括支援センター、高齢者支援課

■認知症初期集中支援チーム
高齢者支援課内に医療や介護の専門チームを配置しています。認知症が疑われる方などを訪問し、適切な医療・介護につなげるために支援しています。

■認知症関連図書展示
認知症に関する図書の展示を東金図書館で行います。
期間:9月の開館日

■相談しましょう
自分や身近な方に気になる症状が現れたら、一人で抱え込まず、かかりつけ医や認知症の専門医、地域包括支援センターへ相談しましょう。

[4]地域包括支援センター
小さなことでも気軽にご相談ください。高齢者の総合相談窓口です。
・西部地域包括支援センター【電話】53-3071
・東部地域包括支援センター【電話】58-8877

問合せ:高齢者支援課
【電話】50-1165
【HPID】[1]1102、[2]9775、[3]9873、[4]3310