くらし ~春の叙勲・褒章~永年の功績が光り輝く

叙勲・褒章は、国家または公共のために功労のあった方に対して授与される国の栄典です。

○瑞宝単光章(内閣業務功労)
野口(のぐち)雅弘(まさひろ)氏(君津市杉谷)
昭和58年、内閣技官として内閣府に入職。主に施設の管理やメンテナンスなどを行う技術職として、内閣府が所管する施設の管理にあたられました。
在職中、施設管理に要する各種設備や危険物の取り扱いに関する資格を数多く取得。平成14年には新たな施設の使用開始にあたり、円滑な設備の移行に尽力されるなど、内閣技官として32年間の長きにわたり奉職されました。
受賞にあたり、野口氏は「この度の受章は身に余る栄誉であり、皆様のご指導・ご支援に深く感謝申し上げます。自身に与えられた役割を全うし、32年間勤め上げることができたことは、家族をはじめ、周囲の皆様方のお力添えあってこそです。この栄誉に恥じることのないよう、一層精進し、地域や社会に貢献できるよう今後も努力してまいります」と述べられました。

○藍綬褒章(食材卸売業振興功績)
秋元(あきもと)直人(なおと)氏(君津市坂田)
「株式会社富士食品」代表取締役会長。環境安全、健康、長寿社会への貢献を掲げ、学校・病院・福祉施設などへ安全で健康に配慮した食品を提供することに尽力されています。
平成25年、全国の給食用食材を提供する会社で組織される全国給食事業協同組合連合会会長に就任。同組合の事業再構築と財政の立て直しに取り組み、組合事業の活性化に力を注がれました。この間、学校給食の安定供給や地産地消の推進のほか、食物アレルギー対策などにも取り組まれ、学校給食環境の向上に尽力されました。
受章にあたり、秋元氏は「大変栄誉のある章を受章することができましたことを、全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。今後も学校給食をはじめ、病院や福祉施設などへの食品提供を通じて、君津市の発展に貢献してまいります」と述べられました。