くらし まちこれ!vol.7
- 1/53
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県栄町
- 広報紙名 : 広報さかえ 令和7年7月号vol.874
このコーナーでは、町民のみなさんに、まちづくりの課題と今後の取組みをお知らせするため「まちのこれから」=「まちこれ!」と題し紹介していきます。
■「高齢者の誰もが健康で生き生きと暮らせる元気なまちづくり」を目指して!
町では、高齢者支援の枠組みを超えた「運動の習慣化」「通いの場の創出」「住民の交流」などを促進しています。これにより、健康増進、介護予防、見守り支援などの取組みを通して、あらゆる世代間や各地域の交流を活発化し、地域のみんなと支え合う仕組みを作っていきます。
1.地域共生社会の実現に向けて
地域共生社会とは、介護・障がいや子育てなどの分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や多様な主体が参画し、人と人、人と資源が繋がることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会です。
これにより、これまで対応が難しかった「制度の狭間」や「複合的な課題」などを解決することが可能となり、日常の困りごとに柔軟に対応していくことができます。
2.フレイル予防とは
フレイルとは…健康な状態と要介護状態の中間にあたり、加齢による心身の機能低下がみられる状態
フレイルは早めに気づいて適切な取組みを行うことで、進行を防ぎ、健康に戻ることができるとされており、フレイル予防の3つのポイントは、
(1)「栄養(食事の改善)」、
(2)「身体活動(ウォーキング・ストレッチなど)」、
(3)「社会参加(趣味・ボランティア・就労など)」
です。
3.主な介護予防事業の取組
(1)たべる・たんぱくプロジェクト(たんぱく質摂取習慣づくり)
このプロジェクトは、株式会社紀文食品、よつ葉乳業株式会社、日本食研ホールディングス株式会社、栄町黒大豆研究会から食材提供を受け、管理栄養士が作成したレシピをもとに町職員が調理して写真を撮り、おすすめの運動と一緒にチラシに掲載し、株式会社ナリタヤ、とくし丸、町内の医療・介護関係者、民生委員などと協力して情報発信をする取組みです。
食事内容(特にたんぱく質の摂取)と運動(筋力アップ)を一体として意識してもらい、フレイル予防に習慣的に取組んでもらうことを目指すものです。
この功績が称えられ、厚生労働省・スポーツ庁主催の「第10回健康寿命をのばそう!アワード」を受賞しました。
(2)ヨガビト講座(健康づくり)
ヨガビトとは…ヨガをするヒトを増やして、健康とまちづくりを進めるプロジェクト
ヨガインストラクターや医療従事者等による筋力強化やバランス能力の向上などの講座を開催しています。これまでに171名(うち男性24名)の住民のみなさんが参加されました。この功績が称えられ、この取組みについても厚生労働省・スポーツ庁主催の「第13回健康寿命をのばそう!アワード」を受賞しました。
▽ヨガビトづくり
講座受講者を増やすことで、ヨガビトづくりを促進しています。
▽介護予防に関するボランティアの育成
ヨガビト講座を通じて、アシスタント(=ボランティア)の育成を推進しています。
▽住民の主体的な活動と支援
通いの場の創出のため、ヨガビト主体によるサークルの立ち上げを支援するなど、新規組織の運営やサポートなどの相談体制を推進しています。
▽社会参加活動の推進
ヨガビト同士の情報交換などの交流を活発化させ、地域活動への積極的な参画を促すことで地域活性化を推進しています。
問合せ:健康介護課地域包括支援班
【電話】33-7709