くらし ながら町議会だより(3)

■鶴岡喜豊議員(一問一答方式)
1.小中学校の現状について
問:議員
(1)長柄・日吉小学校の統合の今後について伺いたい。
(2)長柄中学校の部活動の地域移行について伺いたい。
(3)長柄中学校の海外研修の負担金について伺いたい。
(4)小中学校のラーケーション導入について伺いたい。
(5)小中学校の給食について伺いたい。
答:教育長
(1)現在町では、基本方針案や基本計画案について理解していただき、意見を求めることを目的とし、多く住民が参加しやすい時間と場所を考え、保護者・地域説明会を実施するとともに町ホームページに小学校統合に係る意見募集をしている。
今後は、説明会等での意見を踏まえ、基本方針・基本計画案を議決した後、小学校統合準備委員会を設置し、開校に向け協議を始める予定で、令和11年4月開校を目途に進めている。
(2)現在ある5つの部活動の現状ですが、吹奏楽部が令和5年度から休日に外部講師に指導をお願いし、活動している。野球部とサッカー部は令和7年度から、ソフトテニス部と卓球部は令和8年度に地域展開できるよう進めている。
(3)中学生海外研修等事業補助金交付要綱では、総経費の70%以内となっている。
町としても次代を担う中学生が外国で見聞を深め、豊かな国際感覚を養い、国際社会に対応できる人材を育成するため中学生を海外研修に派遣し、国際理解教育の一環とするため参加者に費用を補助している。
(4)ラーケーションは、子ども達が知識の幅を広げると同時に家族との絆を深める貴重な機会となるメリットがあると認識している。
一方、家庭の経済状況によってはラーケーションの利用が難しい保護者も存在することや教員の負担が増加する恐れがあることなどの課題も考えられ、現時点ではラーケーション導入の考えはないが、保護者のニーズなども伺いつつ、引き続き研究していく。
(5)現在、米などの価格が高騰しているが、日吉営農組合と年間契約しているため安定して納入されている。
また、月1回が麺の日、月2回がパンの日で、それ以外は米飯給食としている。

2.非農地の判断の徹底について
問:議員
農地法30条における農地の利用状況による非農地判断及びメリットについて伺いたい。
答:農業委員会事務局長
農地法第30条に基づき毎年1回、農地利用最適化推進委員が実地調査を実施しており、実際に耕作されているかどうか、長期間放置されていないかなど、農地としての利用状況を確認している。調査の結果、農地としての機能を喪失し、再生困難と判断される場合は、関係法令に基づき非農地と認定される。

3.林道刑部針ヶ谷・篠網線の維持管理について
問:議員
(1)林道刑部針ヶ谷・篠網線の事業費・林道建設の目的について伺いたい。
(2)林道刑部針ヶ谷・篠網線のパトロール及び維持管理の実施状況について伺いたい。
(3)林道刑部針ヶ谷・篠網線の不法投棄監視について伺いたい。
答:町長
(1)事業費は、国の林業構造改善事業補助金を活用し、刑部針ヶ谷線は約1億4200万円、篠網線は約5500万円となっている。建設の目的は、主に間伐や植栽などの森林作業に必要な作業機械や作業者が効率的に出入りできるよう整備し、森林の適切な管理と保全のための基盤づくりを進めるものです。
(2)台風や大雨、降雪などの自然災害や、その恐れがある場合に倒木や土砂崩れなどによる通行への支障がないかを確認するために実施している。また、職員が現地へ出向く機会がある際には、その都度あわせて状況確認を行い、必要に応じた対応を基本としている。
(3)6名の不法投棄監視員と県や茂原警察署に同行いただき毎月巡回パトロールを実施しているが、不法投棄を根絶するには至っていない。