くらし 地域の絆が、防災力に。
- 1/28
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都台東区
- 広報紙名 : 広報たいとう 令和7年8月20日号
■いざというとき、あなたは自分を、家族を守れますか?
◇防災訓練の主な目的
・災害時の正しい知識・行動を身につける
・防災意識を高める
・防災計画や設備が実際に役立つか確かめる
災害発生時に自分や家族の命を守るためには、適切かつ冷静に行動できるよう一人一人が事前に備えることが必要です。防災訓練や講座を通じて、初期消火等の体験や避難経路の確認をしておきましょう。
また、防災訓練では地域住民同士の繋がりを深めることができます。いざというときに助け合える協力体制を築くためにも、訓練への参加は不可欠です。
阪神・淡路大震災における救助の主体と救助者数
出典:平成26年版防災白書 特集 第2章 1 大規模広域災害時の自助・共助の例
行政機能のまひにより行政が被災者を十分に支援できなくなったため、自助・共助による救出率が高くなっています。大規模広域災害時は、全ての現場に行政の救助隊が速やかに到着することが難しくなるため、自助・共助の強化が必要です。
「経験は宝なり!」です。適切な備え・行動を知っているか否かは、災害発生時における自身の判断に大きく影響します。年齢を問わず1人でも多くの方の訓練参加をお待ちしています。
■訓練・講座に参加しましょう
◇個別防災訓練
町会や事業所、学校等が区や消防署と連携し、独自に実施しています。訓練では、起震車を使用した地震体験訓練や消火器等を用いた消火訓練などを行っています。
各町会の訓練実施日は、町会掲示板や回覧等をご覧ください。
防災訓練は、起震車で地震の揺れを体験したり、消火器等の使い方を学べる貴重な機会です。知らないことや自分に必要な備えが何か、再確認できます。
◇避難所単位防災訓練
避難所となる施設ごとに、避難所運営委員会を中心に実施しています。住民の方へ参加を呼び掛けている避難所もあります。
詳しくは、お住まいの町会や問合せ先へご相談ください。
◇防災出前講座
町会やマンション、事業者等の皆さんから依頼を受け、区が開催する講座です。防災普及指導員が講師を務めます。
講座の実施をご希望の場合は問合せ先へご相談ください。
問合せ:危機・災害対策課
【電話】03-5246-1093
■みんなで取り組もう マンション防災
災害発生時、マンションにお住まいの皆さんの被害を最小限に抑えるために重要となるのは、マンション全体の防災力です。同じ建物に多くの人が住んでいるという特徴を活かし、居住者同士が助け合える仕組みづくりをしておきましょう。
◆マンション全体で備えておきたいこと
マンション特有の被害の特徴を踏まえ、居住者全員で災害に備えましょう。
◇マンション自主防災組織の設立
マンション自主防災組織では、平時の防災訓練の企画や、発災時のルール作り等を担います。
◇備蓄品や資機材の用意
飲料水や携帯トイレ等の重要物品は余分に準備しておきましょう。
◇エレベーターの安全対策
長時間閉じ込められた場合を想定し、防災キャビネットを設置しましょう。
◇詳しくは、「集合住宅防災ハンドブック」を確認!
マンション居住者が災害時のために備えるべきことや、マンション自主防災組織の設立方法・活動内容等を紹介しています。
◆区が実施している支援
◇集合住宅防災資器材購入補助
集合住宅の管理組合等が自主的に防災資器材を購入する際に、費用の2分の1を補助します。
補助限度額:
総戸数10戸以上50戸未満15万円
総戸数50戸以上100戸未満30万円
総戸数100戸以上45万円
◆マンションと地域で連携を
災害時は、行政や消防だけでは対応しきれないケースも多く、地域住民同士の連携が必要になります。
町会とマンションが共同で実施する防災訓練や地域の行事等に参加し、地域の人との交流を深めましょう。
問合せ:危機・災害対策課
【電話】5246-1093
■断水時に水を配る場所~災害時給水ステーション~
東京都水道局では、都内に200か所以上、災害時給水ステーション(給水拠点)を設置しており、皆さんのお住まいからおおむね半径2kmの距離に開設されます。
区内の災害時給水ステーションは、上野恩賜公園、隅田公園山谷堀広場にあります。発災時の開設状況は、東京都水道局アプリか都水道局HPで確認できます。
問合せ:危機・災害対策課
【電話】5246-1093