くらし 令和7年度の主な重点事業(1)

各事業の金額は、100万円未満を四捨五入しています。(新)は新規事業です。(計)は令和3~12年度の区の将来像や基本目標を実現するための総合計画「葛飾区基本計画」で定めた計画事業のうち「葛飾区中期実施計画」に位置付けた令和6~9年度に取り組む事業です。

■子育て・教育・スポーツ
《子ども・家庭支援》
▽(計)ゆりかご葛飾の推進 約2億6,200万円
・生後5~11カ月の乳児を育てる世帯に対して月1回の定期訪問と育児支援品の配布を行う「かつしかハッピーお届け隊事業」を実施します。
・妊娠から子どもが成人するまで、子育ての切れ目のない支援を推進するため「こども家庭センター体制強化事業」を実施します。

▽ベビーカー購入等費用助成事業 約5,700万円
対象を3歳未満の多胎児を養育している世帯から「3歳未満の子どもを1人以上養育している世帯」に拡大するとともに、助成対象品目に1人乗り用ベビーカー本体や抱っこ(おんぶ)紐などを追加します。

▽就学前教育の質向上の推進 約1億2,100万円
日常の保育の様子を他園の保育者に見学してもらう公開保育を通じて、前向きな意見やアドバイスをもらう取り組みなどを行う保育所や幼稚園などを支援します。

▽送迎保育ステーションモデル事業 約5,300万円
「送迎保育ステーション」を設置し、駅前でお子さんを預かり、保育園へのバス送迎を行うことで、子育てと就労の両立を支援します。

▽(計)学校施設等を活用した放課後子ども支援事業 約6億3,900万円
・学校改築に併せて校内学童保育クラブを整備します。
・小学校の敷地内の施設で放課後の見守りを行う「かつしかプラス」の実施校を拡大します。
・夏季一時学童保育の受入枠を拡大します。

▽(計)児童相談の充実 約9,500万円
保育が一時的に困難になったお子さんを施設で預かるショートステイ・トワイライトステイ事業の実施施設を新設します。

▽(新)社会的養護経験者(ケアリーバー)の経済的負担に対する支援 約600万円
児童養護施設などを退所した方へ、自立して生活をするために必要となる費用の一部を区独自の支度金として支給します。

▽(計)子ども・若者支援体制の充実 約6,500万円
・子どもや若者の居場所の現状や課題を的確に捉えるための調査を実施します。
・高等学校卒業程度認定試験合格支援講座受講費助成の対象経費に、受験料などを追加します。

▽(新)婚活支援事業 約200万円
・結婚を希望する方を対象に、出会いや交流の場となるイベントや、婚活に役立つコミュニケーションスキルの向上などを目的としたセミナーを実施します。
・区内を活動拠点とする非営利団体が行う婚活イベント費用を助成します。

《学校教育》
▽(計)総合的な学力向上事業 約1億1,500万円
・小学5年~中学2年生の「読み解く力」を育むことをめざし、新聞記事を教材にしたワークシートを導入します。
・区立小・中学校に通う学習への意欲が高いお子さんを対象に実施している「かつしかチャレンジプログラム」に、理数分野コースを新設します。

▽かつしかグローバル人材育成事業 約2億4,600万円
中学2・3年生に対し実施している英検検定料助成の対象を中学1~3年生に拡大し、中学3年生への助成回数を年2回に拡大します。

▽(計)発達障害の可能性のある子どもに対する重層的な支援体制の充実 約2億700万円
・小・中学生の学校生活をサポートする「クラス支援員」の配置時間を拡大します。
・一部の特別支援教室・特別支援学級でデジタル教材を導入します。

▽(計)不登校対策プロジェクト 約1億1,400万円
・登校できない状況にあるお子さんを支援する「ふれあいスクール明石」の受け入れ対象を拡大します。
・不登校児童の登校をサポートする支援員を区立小学校2校に配置します。
・教室に入ることができないお子さんを支援する「校内サポートルーム」を区立小学校に2校、区立中学校に5校開設します。

▽(新)修学旅行費・一部副教材費等の無償化 約6億4,900万円
小学5年生の臨海学校や小学6年生の林間学校、中学2年生の移動教室、中学3年生の修学旅行、一部の副教材の費用を無償化します。

《スポーツ》
▽(計)障害者スポーツの推進 約1,000万円
東京2025デフリンピックに併せて、普及啓発イベントを開催します。

▽(新)スケートボード場の整備 約2億6,600万円
・小菅西公園に新しくスケートボード場を整備します。
・都立水元公園内へのスケートボード場の整備に向けて、基本計画を策定します。

■健康・福祉
《健康》
▽(計)区民と事業者の健康活動促進事業 約1億8,700万円
・健康づくりのための活動やその成果に対して「かつしかPAY」に交換できるポイントの付与と、利用者一人一人に適した健康づくりプログラムの提案ができる「モンチャレアプリ」を提供します。
・健康経営Rに取り組む事業者を認証することで、区民と事業者の健康活動を促進します。

▽(計)がん対策の総合的な推進 約7億5,900万円
・受診率向上のため、全てのがん検診を無料化します。
・肺がん検診に、画像処理・解析AIを導入します。
・ウィッグ等購入費助成の対象に、エピテーゼ(体の欠損部位の外見を補うためのもの)を追加します。

《高齢者支援》
▽(計)高齢者の介護予防事業 約1億600万円
・高齢の方が、やりがいや地域とのつながりを持って社会参加できるよう総合的な支援を実施します。
・運動習慣や栄養状態の改善を目的としたフレイル予防講座を実施します。

▽(計)高齢者介護施設の整備等支援 約22億8,300万円
特別養護老人ホームなどを大規模改修する際に一時的な移転先となる代替施設の建設工事に着手します。

▽(計)認知症施策の推進 約2,800万円
・認知症施策を推進するため「(仮称)葛飾区認知症施策推進計画」を策定します。
・認知症への理解促進に向けた条例を制定します。

▽(新)高齢者聞こえのコミュニケーション支援事業 約1億200万円
・補聴器購入費の助成額を引き上げます。
・加齢性難聴に関する正しい知識の普及啓発と区独自の耳の健康診査を実施します。

《障害者支援》
▽(計)障害者施設の拡充支援 約1億8,900万円
重度障害者を受け入れるグループホームの運営費や受け入れるための設備改修費の一部を助成する制度を創設します。