- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横浜市緑区
- 広報紙名 : 広報よこはま 緑区版 2025(令和7)年3月号
「巨大地震はいつ来るか分かりません。自分に必要な備えは何か考えてみましょう!」(防災担当 渡邉(わたなべ)職員)
『横浜市避難ナビ』で『いま』から『いざ』に備えましょう
横浜市避難ナビ(二次元コード)
※二次元コードは本紙参照
■『元禄型関東地震』
元禄型関東地震は、横浜市にとって最大の被害をもたらす揺れを起こすと想定されている地震です。図は元禄型関東地震が起きた際の揺れの大きさを表しています。(緑区・横浜市全体)
◇被害想定を確認してみよう
・最大震度
緑区…最大震度6強
横浜市…最大震度7
・揺れによる建物全半壊被害
緑区…2,611棟
横浜市…137,100棟
・火災による焼失棟数
緑区…156棟
横浜市…77,654棟
・死者
緑区…19人
横浜市…3,250人
元禄型関東地震 地震マップ(二次元コード)
※二次元コードは本紙参照
■地震が発生したらどうすればいい?
地震発生 すぐ行動
↓
地震から身を守る
その場にあった身の安全
・頭を守る
・テーブルの下にもぐる
↓
自宅建物に被害などがなく、生活できるとき
在宅避難…自宅にとどまる
↓
自宅では危険なとき
一時(いっとき)避難場所…あらかじめ自治会など地域で決めています。
近くの公園・空き地
↓
自宅建物に被害などがあり、生活できないとき
地域防災拠点(指定避難所)
家屋の倒壊などにより、自宅で生活できない人が一定期間避難生活を送る場所です。
※横浜市域で1か所でも震度5強以上が観測されたときは、開設します。
■在宅避難のすすめ
災害時の避難といえば避難所と考えがちですが、実は「在宅避難」という選択肢もあります。自宅が安全で生活が可能な状態の場合に、自宅でそのまま避難生活を送る方法を在宅避難といいます。在宅避難は日常を早く取り戻すための一歩となるので、災害への備えを見直し、在宅避難ができる準備をしましょう!
◇在宅避難の特徴
・プライバシーが守られる
・ペットと一緒にいられる
災害時のペット対策(二次元コード)
※二次元コードは本紙参照
◇在宅避難できるか判断しよう!
・倒壊(傾き)などの被害がない
・隣家の倒壊・火災などの影響がない
◇自宅を避難所に!家の中の安全確認!
・窓や戸棚のガラスに飛散防止フィルムを貼る
・テレビは低い位置に置き、粘着マットなどで固定する
・玄関や出入口までの通路に倒れやすい物を置かない
・落ちる可能性のある所に植木鉢などを置かない
・背の高いたんすや冷蔵庫は転倒防止器具で固定する(例)つっぱり棒、L字金具
・留め具を付けて戸棚の扉が開かないようにする
・寝室には大きな家具を置かない
・避難用の靴を準備する
◇自宅の耐震性能を確認しましょう!
◇「事前の対策なしに在宅避難するのは安全ではありません
家の中の安全確保は、命を守るために欠かせない重要な取組です。日常生活の中で災害を意識した対策を講じることで、被害を最小限に抑えることができます。「今できること」から始めましょう!」(渡邉職員)
■実際に備えよう!
最低3日分、できれば1週間分の備蓄を!
◇在宅避難準備チェックリストで確認しよう!
・食料・飲料の備蓄
保存食(クラッカー、レトルト食品など)、飲料水(1人1日3リットル)、離乳食・粉ミルク・液体ミルク
・生活用品
生活用水、トイレパック、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、ごみ袋、生理用品、歯磨きセット、マスク、タオル類、懐中電灯、予備電池、カセットコンロ、カセットボンベ、モバイルバッテリー、LEDランタン、携帯ラジオ、ブルーシート
生活用水も準備しよう!
手洗い用、歯磨き用、洗濯用、食器洗い用
・医薬品・健康管理用品
常備薬、処方薬、救急セット、体温計、カイロ
・その他
貴重品(現金、本人確認書類など)
災害時は電子マネーが使えないかも?!
現金2万円程度(1週間分の生活費)を用意しておくと避難時に役立ちます。
◇感震ブレーカーを設置しよう!
自宅のブレーカーに感震ブレーカーを導入することで、大きな揺れで電気を自動的に遮断し、地震火災の多くの原因と言われている「通電火災」を防ぐ効果があります。
・おもり式
・バネ式/電池式
緑区キャラクター「ミドリン」「備えがあれば安心だね!」
問合せ:緑区役所庶務係
【電話】045-930-2208【FAX】045-930-2209