くらし 「住んでよかった」と思える横須賀へ(2)

■〔健康・福祉〕幸せと健康を願って
少子高齢化や人口減少などの社会課題を背景に「困りごと」のニーズは多様化。
より複合的で複雑なニーズに応えるため、重層的な支援体制を強化していきます。
人生100年時代の今、皆さんの健康をサポートする体制も充実。

◆早期診断で健康寿命を延伸
▽医療体制のさらなる充実
3月に市立総合医療センター(神明町)が開院。がんをはじめとした幅広い病気の早期発見が期待できるPET/CTなど、最新鋭の医療機器を整備。これまで、市内では受けられなかった医療を受けられるようになりました。充実した体制で、病気の早期診断につなげます。

※アクセスにはシャトルバスが便利!
JR久里浜駅~京急久里浜駅~市立総合医療センターを周回する送迎バスを運行中。無料で利用できます。
運行概要やバス時刻表は、市立総合医療センターのホームページをご確認ください。

▽検診などをもっと身近に
骨折は、高齢者に多く見られる疾患の1つ。骨折により、介護を要する状態となる場合もあります。特に、閉経後の女性は骨密度の低下が顕著に。骨密度検診を受けやすい環境を整え、リスクが高い年代の女性は市内医療機関でも受診が可能に。
また、80歳までに「3人に1人が発症する」帯状疱疹を予防するため、ワクチン接種を開始。県内他都市の中でも、比較的少ない自己負担額で、接種が可能です。

◆デジタル技術で健康増進へ
市が分散して保有していた、医療や介護情報・健康診断結果などを集約。
それを総合的に分析し、市民の皆さんの健康データを活用した健康支援を全国で初めて実用化します。その一例として、糖尿病発症リスクの高い人を予測。これまで気づくことができなかったリスク者を把握した上で、一人一人に即した保健指導などを通じ、生活習慣の改善などをきめ細かくサポート。発症予防につなげます。

▽(+Plus)誰もひとりにさせない、多種多様な支援
・若年層がん患者の経済的負担を軽減
・社会的養護経験者の進学を支援
・障がい者の雇用機会を創出
・高齢者などの終活支援を強化

■〔子育て・教育〕子育てに安心を
子育てをとりまく環境には、育児そのものや、仕事との両立、保護者の経済的な負担など、さまざまな課題があります。切れ目ない支援で子どもの健やかな成長を応援し、これまで以上に「安心して産み・育てられる」環境づくりを進めていきます。

◆待機児童ゼロへ
2024年4月1日時点の待機児童数は、過去最少の6人。引き続き、待機児童ゼロを目指し、さらに160人の保育定員を拡充します。
新たなこども園や小規模事業所などの設置をはじめ、令和13年度までにすべての公立保育園のリニューアルを完了予定。

◆もっと生徒と過ごす時間を
自動採点サービスや生成AIの導入などにより、教職員の業務を改善。子どもたちと向き合う時間を十分に確保することで、教育の質の向上を図ります。

◆放課後の居場所づくり
これまで、放課後子ども教室(小学校内で遊びや工作などをして過ごす場)の設置を進めてきました。今年度中に全校への設置が完了し、すべての小学生が安全・安心に過ごせる環境が実現。また、保護者の負担軽減のため、公設の放課後児童クラブ(学童クラブ)の利用月額料金を3,000円引き下げます。

◆学校生活をより快適・安全に
小・中学校のトイレの洋式化を推進し、より快適で衛生的な環境を整備します。
また、暑い夏に安全に部活動などに取り組めるよう、暑さ指数の自動計測システムを導入し、熱中症対策を強化。

▽(+Plus)ここもうれしい!子育てサポート
・産後ケアの対象期間延長、利用料金引き下げ
・就労要件不問で幼稚園・こども園を利用できる制度を開始

問合せ:財務課
【電話】822-8163