- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県小田原市
- 広報紙名 : 広報小田原 令和7年11月号 第1279号
本市の虐待を含む児童相談件数は、令和5年度に552件、令和6年度は734件と年々増加しています。
また「ヤングケアラー」と呼ばれる、本来は大人が担うべき家事や家庭の世話などを日常的に行っている子どもや若者が一定数存在することが、令和3年度「小田原市子どもの生活実態調査」によって明らかになっています。
ヤングケアラーは、幼少期から家事や家族の世話をすることが多く、子ども時代には自分がヤングケアラーであることを自覚しないまま過ごし、成長してから初めてその事実に気付くケースが多くあります。
家事や家族の手伝いは、一般的には普通のことと思われるかもしれません。しかし、年齢や発達段階にふさわしくない重い責任を背負うことは「子どもや若者としての時間」を犠牲にしていることが多く、子どもの成長に大きな影響を及ぼします。
《ヤングケアラーについて(一例)》
・日本語が第一言語でない家族や障がいのある家族のために通訳をしている。
・家族に代わり、幼い兄弟姉妹の世話をしている。
・障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている。
出典:ヤングケアラー(こども家庭庁)
【HP】https://www.cfa.go.jp/policies/young-carer
※詳しくは本紙をご覧ください。
ヤングケアラーを含む児童虐待は、地域や身近な人からの相談を通じて、子どもたちが重篤な状況になる前に支援につながるケースが増えています。
◆地域の皆さんへ
「子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする」「子どもの衣服や体がいつも汚れている」などありましたら、迷わず下のいずれかの連絡先にご連絡ください。
《相談・連絡先》
■子ども若者支援課
【電話】46-6763
午前9時~午後5時(土・日曜日、祝・休日を除く)
■児童相談所虐待対応ダイヤル
【電話】189(いちはやく)
24時間対応 通話料無料
■かながわヤングケアラー等相談LINE
LINEアプリの友だち検索から、ID「@kana-youngcarer」を入力して追加
・県ホームページ
【WEB ID】P02033
問い合わせ:子ども若者支援課
【電話】46-6763
