スポーツ 【特集】さむかわの若武者(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県寒川町
- 広報紙名 : 広報さむかわ 2025年10月号
■楽しむ“こころ。”が生む無限の可能性
▽プロバスケットボールプレーヤー 佐土原遼(Sadohara Ryo)
寒川に生まれ育ち、寒川から日本の代表へ駆け上がったバスケットボール選手。令和7年8月にファイティングイーグルス名古屋から琉球ゴールデンキングスへ移籍。FIBAアジアカップ2025の日本代表メンバー候補に選出。これからのバスケ界を担う佐土原遼(さどはらりょう)選手を特集します。
寒川町立旭小学校、寒川町立旭が丘中学校を経て、東海大学付属相模高等学校、東海大学へ進学・卒業。3年次にインカレ優勝、4年次に関東リーグMVPを受賞。
2020-2021年 広島ドラゴンフライズ(特別指定選手)
2021-2023年 広島ドラゴンフライズ
2023-2025年 ファイティングイーグルス名古屋
2025年- 琉球ゴールデンキングス
〔日本代表歴〕
2022年 FIBA3×3 ワールドカップ
2022年 FIBA3×3 アジアカップ
2022年 FIBA3×3 U-23ネーションズリーグアジア
2025年 FIBA アジアカップ2025日本代表候補選出
▽気が付いたらバスケットボールの沼にハマっていました
最初はサッカーをしたくて、両親に体験会に行きたいって言ったんです。当日行ってみたら、バスケットボールの体験会でした。両親がバスケットボールをやっていたので、とりあえず1回やってみろということで、体験したら、2回、3回と行くうちにバスケットボールの沼にハマりましたね。
▽小学校6年生の時は負けなし 中学校3年生では県大会に出場
小学校6年生の時は負けなしでした。町にあるミニバスのチームのなかで圧倒しすぎて、寒川選抜チームとも試合をしても勝つくらい強かったので、思い出に残る1年間でした。
中学生の時は、寒川は湘南地区大会があってその上に県大会があるのですが、1・2年生ではだいたい湘南地区大会で負けて県大会に出たことがありませんでした。3年生になって何年か振りに県大会に出場できたことが思い出にあります。
▽全力で楽しむことを大切にしています
バスケットボールで一番大切にしていることは「全力で楽しむ」ことです。あとは、高校の先生に言われた「勤勉は成功の母」という言葉です。勤勉に何事もやることが大事だよってことですが、天狗にならずに、ちゃんと地に足をつけた状態で、バスケットボールをやる。バスケットボールに対してだけでなく、人間関係の構築もそうですし、何事にもプロの選手だからっておごらないようにというところは自分の中で意識しています。プロの選手として見られているからこそ、周りから尊敬される人になりたいって思っています。できているかは自分ではわからないですけど(笑)
▽楽しんでやることが結果につながってきた
よく努力家と言われますが、自分的には努力しているって感じではないんですよね。ただ、好きなバスケットボールをしているっていうだけで。シューティングもそうですし、自主練もそうですし、苦しんでやっているわけじゃないので、そういう風に言われることがありがたいです。楽しんでやることが結果につながっているのかなって思っているので、すごくうれしいです。バスケットボールを始めて16年くらいになりますが、1度もバスケットボールをやめたいと思ったことがないんです。「やめちまえ!」って言われたことは何度もありましたけどね(笑)。