- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県二宮町
- 広報紙名 : 広報にのみや 令和7年3月号
~あなたとあなたの大切な人の命を守るために~
自殺は、さまざまな悩みや問題を一人で抱えるうちに複雑化して、社会的に追い込まれた末の死です。自殺を止めるには、悩みを抱えている方に気づき相手の気持ちを受け止めることが重要です。
自殺に対する認識や知識を広げ、ご自身と大切な人の命を守りましょう。
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■「いのちのSOS」があります
自殺する前には多くの場合、次のようなサインを出していると言われています。家族や周囲の人が、そのサインに気づくことが自殺を止める一歩となります。自身の周りに、いつもと違う行動をする方がいないか意識してみましょう。
▽よく見られるサイン
・以前に比べて表情が暗い、元気がない
・仕事や家事の能率が低下、ミスが増えた
・周囲の方と交流を避けるようになった
・遅刻・早退・欠勤が増えた
・飲酒量が増えた
・身辺整理を始めたなど
「死別体験・過重労働・出産など、生活における変化も悩みの原因になりやすいので、周囲に該当する方がいたら気にかけるようにしましょう。」
■身近な人からサインを感じたら
身近な人が悩みを抱えサインを発していると感じたときや、「自殺を考えている」など打ち明けられたときは、自殺を防ぐための行動「TALKの原則」に従って相手の気持ちを受け止め、相談機関などへつなげましょう。
▽TALKの原則
Tell:心配していることを言葉にして伝える
Ask:「死にたい」という気持ちについて素直に尋ねる
Listen:相手の辛い気持ちを傾聴する
Keep safe:危険な状況と思ったら、安全を確保して相談機関などへつなぐ
「毎年9月ごろに、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応を図ることができる人「ゲートキーパー」を養成する講座を開催していますのでぜひご参加ください。」
■相談機関
一人で悩みを抱えている方や身近な人からサインを感じた・相談を受けた方は、ご連絡ください。
■いのちの相談会を実施します
不安や悩みは、話すだけでも気持ちが整理され、こころが軽くなることがあります。一人で抱え込まずにご相談ください。
とき:3/19(水)10:00~11:00、11:00~12:00
ところ:保健センター
講師:平塚保健福祉事務所 保健師
定員:各1名(先着順)
申込:3/3月から電話で申し込み
■関連図書を紹介しています
自殺対策強化月間に合わせて、町図書館内の特設コーナーで普及啓発を実施します。
「こころの健康」「リラクゼーション」「自殺対策」に関する本や、いのちについて考える絵本などをまとめて紹介していますので、ぜひご覧ください。
とき:3/1(土)~30(日)
ところ:図書館特設コーナー
問合せ:子育て・健康課健康づくり班
(【電話】71-7100)