くらし 資源が循環するまちへ ~環境を守るために私たちができるアクション~
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- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県開成町
- 広報紙名 : 広報かいせい 令和7年7月号
今年3月、町と町民・事業所が協力し環境問題に取り組むために「開成町環境基本計画 2025-2032」を策定しました。環境に配慮しながら町を発展させるための長期的な目標や、それぞれの立場でできる取組を決めています。
しかし、「環境問題」と聞いてもスケールが大きく、私たちの暮らしにどのように反映すればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は「4R」の取組をとおして、私たちができるアクションを一緒に考えてみましょう!
■そもそも「4R」とは?
4Rは、Rが頭文字のごみを減らすために推奨されている4つの取組の総称です。
Refuse(リフューズ):ごみを発生させない
Reduce(リデュース):ごみを減らす
Reuse(リユース):繰り返し使う
Recycle(リサイクル):再生して使う
町ではごみを減らし、限りある資源を大切に利用するため4Rを推進していきます。
■開成町の環境の取組をチェックしてみよう!
・環境基本計画
・デコ活
・ゼロカーボンシティ創成補助制度
※各二次元コードは本紙をご覧ください。
■ごみを減らす4つのアクション ~やってみよう!4R~
4Rを繰り返すことでごみの排出量の削減につながります。皆さんの実践例を見て、生活に取り入れられることから始めてみましょう。
《Refuse》
○レジ袋をもらわずにエコバッグを使用した暮らし
宮本さんファミリーはエコバッグやマイボトルを使い、プラスチックごみを減らしています。
プラスチックごみは自然に還らず、ずっと残ってしまうニュースを見ました。子どもたちの未来のために、開成町の豊かな自然や地球環境のためにプラスチックごみをゼロにはできないけれど、できる限り減らしたいと思い、マイボトルや綿製のエコバッグを使っています。
人間だけでなく動物や植物にも優しい暮らしをしていきたいです。
○私たちにできること
・エコバッグやマイボトルを使用する
・テイクアウトするとき、割りばしやスプーンなどを断る
《Reduce》
○弥一芋の親芋を使ったコロッケづくり
吉田島高校生活科学科では廃棄されてしまう弥一芋の親芋からコロッケを作っています。
3年前の卒業生の発案により、通常は廃棄されてしまい使い道のない弥一芋の親芋を使ったコロッケを作るようになりました。親芋は皮がむきにくく、火が通りにくいので手間はかかりますが、廃棄されてしまう部分も工夫するとおいしく食べられる驚きもあります。
○私たちにできること
・詰め替え用製品を購入する
・生ごみを出すときは水を切り、量や重さを減らす
《Reuse》
○着られなくなった子ども服を次の子どもたちへ
池田さんファミリーは駅前子育て支援センターあじさいっこの「リサイクルコーナー」で、子ども服を再利用しています。
成長が早い子どもの服はすぐに次のサイズが必要になるので、豊富な種類とサイズの服を気軽にいただけるのはありがたいです。
子どもの服は思い出もつまっていて捨てるのは寂しいですが、ここに持ってきたわが子の服を次の家族が持って帰ってくれるのを見ると、うれしい気持ちになります。
○私たちにできること
・フリーマーケットやリサイクルショップ、古本屋などを活用する
・ものをすぐに捨てないで、修理して繰り返し使う
《Recycle》
○廃食油を利用した環境にやさしい石けんづくり
開成町消費者の会では、廃食油を利用して環境にやさしい石けんを作る活動をしています。
始めた当初は下水処理が進んでおらず、川に廃食油を流していた影響で川の汚染が深刻でした。川の汚染をはじめとした環境問題を解決したいと思い、廃食油による石けんづくりを始めました。「捨てるとごみ、使うとお宝」を合言葉に、皆さんから集めた廃食油から環境にやさしい石けんづくりに取り組んでいます。
廃食油回収の様子は本紙P6もチェック
○私たちにできること
・再資源化できるように正しく分別する
・リサイクル製品を購入する
問合せ:環境課
【電話】84-0314