くらし 西区復興だより Vol.4
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- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市西区
- 広報紙名 : 西区役所だより「にし」 (令和7年4月20日)
坂井輪中学校の仮設校舎完成、坂井輪児童館のリニューアルオープン、自治会館の改修など、少しずつではありますが、着実に復興への足取りを進めてまいりました。
今号は、改修工事が終わり活動が再開した施設を紹介します。
■みんなそろって 復興Report(1)
▽坂井輪中学校 入学式
4月7日に坂井輪中学校で入学式が行われ、新1年生192人が入学しました。坂井輪中学校は令和6年能登半島地震で大きな被害を受け、新2年生は、これまで新通小学校で授業を教わってきました。震災以降初めて3学年がそろい坂井輪中学校に通うことができました。
校長先生の祝辞では、「ようこそ坂井輪中学校へ、皆さんの入学を心から歓迎いたします。当校は、能登半島地震の影響から日々の教育活動に大きな制限を受けています。そうした中、新設された東校舎を活用し、ようやく全学年が一緒に当校の校舎で学ぶことができるようになりました。校舎等の復旧に伴い、刻々と変わる環境下ではありますが、工夫を凝らした教育活動を通じ、生徒一人一人の学びを大切にし、大きく成長できるよう教職員一同全力で取り組みます」と話していました。
生徒会長の歓迎の言葉では「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。新しい環境で期待と同時に不安に感じている人がたくさんいると思います。中学校の活動では、小学校よりスケールの大きな体育祭やクラス全員が協力して行う合唱祭など楽しいイベントがたくさんあります。新しい勉強や部活動など初めてのことも多いと思いますが、失敗を恐れずたくさんチャレンジしてください」と話していました。
新一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
坂井輪中学校は、東校舎が完成し、全学年がそろって学校生活を送れるようになりました。まだまだ復旧には時間がかかりますが、ようやく全学年が同じ校舎で学校活動を行うことができるようになりました。
■子育て世代交流の場が再開 復興Report(2)
▽さかいわじどうかんリニューアルオープン
「4月1日にリニューアルオープンしてから、毎日たくさんのお友だちが遊びに来てくれています。新しくなった児童館で一緒に遊びましょう。」
「児童館が使えなかった時は、ふるさと村やこども創造センターなど遠くまで行っていました。近くで遊びに行ける、児童館の再開を心待ちにしていました。」
◆さかいわじどうかん 4月・5月のイベント
▽ハンドメイド教室 春のファブリックリース
日時:5月11日(日)午前10時15分~11時45分
内容:布のはぎれを使ったリース作り
講師:小林美緒(ハンドメイド作家)
対象・定員:小学生 先着8人
参加費:300円(材料代)
申し込み:20日(日)から電話で同館
▽スペシャルチャレンジ工作
日時:4月1日(火)~30日(水)
内容:プラバンキーホルダー
1日1回限り、期間中何回でもチャレンジできます
▽お楽しみTIME
日時:4月23日(水)午前9時~正午
内容:まこちゃんの絵本読み聞かせ、自由遊び(絵本の読み聞かせは11時ごろから)
対象・定員:乳幼児とその保護者
■再開した地域活動 復興Report(3)
緑ヶ丘自治会長に自治会館の事を聞きました
▽当時の状況を教えてください
緑ヶ丘自治会館は、令和6年能登半島地震により1階と駐車場に大きな被害を受け、地域活動の拠点として利用することができなくなりました。
▽自治会館が使えなくなり地域の人たちの反応はどのようなものでしたか?
震災前は、自治会館で卓球や将棋、地域の茶の間など活発に地域活動が行われていましたが、これらができなくなり、地域の人からは「これまで当たり前のように使えていた自治会館が使えなくなって、改めて大切さが分かった」「使えなくなってありがたさが分かった」といった声が多く聞こえてきました。
▽改修後の活動状況を教えてください
昨年12月に改修工事が終わり、1月18日には「もちつきと音楽のゆうべ」を開催しました。子どもから大人まで100人以上が、3団体の演奏やふるまい餅を楽しみました。その他にも一人暮らしの高齢者を集めてランチ会を開催したりと地域活動の拠点として、さまざまな活動が行われています。
▽会長の自治会館への思いを聞かせてください
30年以上前からあった自治会館が初めて使えなくなり、地域の声にもありましたが、改めて大切さに気付きました。子育て支援や高齢者の憩いの場として、これからもいつでも使えるよう、守り続けて行きたいです。
■西区長 水野利数
新1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。坂井輪中学校で、全学年がそろって新学期を迎えられる事を大変嬉しく思います。
坂井輪児童館や自治会館も改修工事が終わり、子育て世代や地域の人が交流できる場所に戻り、少しずつではありますが、復興への足取りが着実に進んでいることを実感しています。
西区の復興に向け、引き続き職員一同全力で取り組んでまいりますので、ご支援、ご協力賜りますようよろしくお願いいたします。
問い合わせ:西区 地域課 企画・広報担当
(【電話】025-264-7161)