くらし 令和7年度 弥彦村の予算

《一般会計の総額 46億5,000万円(対前年度比+0.2%)》

■令和7年度 弥彦村当初予算の概要
令和7年度の一般会計と特別会計、公営企業会計の当初予算が3月定例会において議決され、新年度予算がスタートしました。
一般会計当初予算では、昨年度から0.2%増の46億5,000万円の当初予算額となりました。
子育て支援や移住・定住施策を継続しつつ、「人が住み続けるためには働く場が必要」との考えに基づき、村内の産業全体の活性化、「稼げる産業」の実現に重点を置きました。
なお、今月号では、令和7年度当初予算の概要についてお知らせします。

◇歳入財源別
歳入では、税収入の見込みを885万円増額の9億495万2千円で計上したほか、寄附金はふるさと納税を昨年度と同額の5億円、競輪事業からの繰入金も昨年度と同額の2億5,000万円で計上し、その他を合わせた自主財源合計は昨年度より562万4千円(0.3%)増加した19億6,383万2千円で、歳入総額の42.2%となります。
一方、地方交付税は昨年度から3,100万円増額の15億7,700万円、地方債は昨年度から1億6,430万円減額の1億5,910万円で計上し、その他を合わせた依存財源合計は昨年度より437万6千円(0.2%)増加した26億8,616万8千円で、歳入総額の57.8%となります。

◇歳出目的別
目的別で見た一般会計歳出予算額は、児童手当の拡充に伴い民生費が、燕市との水道料金統一に向け衛生費が前年度より増額となりました。
総務費においては、自動運転事業費や空き家等対策事業費を含む企画費を5,274万6千円増の4億2,298万2千円で計上し、9億1,755万円となりました。ふるさと納税事業経費については2億5,000万円で計上しました。
6・7頁でお示しする「むらづくりの主な事業」を限られた財源の中で取り組んでいき、弥彦村の将来を見据え、今できることを着実に実行していくための歳出予算を編成しました。

◇競輪事業操入金

スマートフォン等から簡単に競輪を楽しめるインターネット投票が依然として注目を集めており、売上好調の最大要因となっています。一般会計の自主財源のうち、競輪事業特別会計から一般会計への操入金については、令和7年度当初予算では、令和6年度当初予算と同額の2億5,000万円の繰入金を計上し、一般会計予算全体に占める割合は5.4%となりました。

◇がんばれ弥彦ふるさと寄附金

全国各地よりたくさんのご寄附をいただいているふるさと納税は、ポータルサイトや返礼品の拡充により、寄附件数は増加傾向にあります。
新年度においても当初予算を5億円とし、事業経費を除いた部分をご寄附いただいた方の希望する使途事業へ充当しています。

◆企業会計
収入総額 6億3,800万円
支出総額 7億5,402万円

一般会計、特別会計とは別に、下水道事業を行う企業会計を設けています。
下水道事業会計収支は、使用料収入を主体とする営業収支と事業の経常活動以外の原因によって生じる営業外収支等を合わせた“収益的収支”と、建設工事費等および企業債償還金などの支出とその財源となる収入とを合わせた“資本的収支”に分かれており、今年度の当初予算は以下のように見込んでいます。

◆特別会計
総額275億4,180万円

事業を行うとき、特定の収入をもってその支出に充て、一般会計と区分して経理の必要がある場合に、特別会計を設けています。
今年度は、5つの特別会計の予算総額を275億4,180万円(5.7%減)で編成しました。