くらし 令和7年 二十歳のつどい
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- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県氷見市
- 広報紙名 : 広報ひみ 令和7年3月号
1月12日(日)に芸術文化館で「令和7年二十歳のつどい」が行われ、290人が晴れやかな振袖姿や袴、スーツ姿で出席しました。式典では、比美乃江小学校4年生がお祝いメッセージを贈り、二十歳の門出を祝いました。市内音楽家グループ「Brillante plus(ブリランテプラス)」が中学校校歌メドレーや合唱曲を披露し、参加者は母校の校歌を一緒に歌いました。
◆二十歳の誓い
●岩上 倫也(いわかみともや)さん (北部中学校出身)
昨年1月1日に発生した能登半島地震の時、大学生の私は実家に一時帰省し、家族揃って新年を祝おうとしていました。そんな中、突然のスマホの非常アラームと経験したことのない揺れに驚き、避難を余儀なくされました。この経験は私にとって忘れられない教訓となり、今でも昨日のことのように鮮明に思い出されます。
二十歳という人生の節目を迎え、日々の生活を支え、私の成長を見守り続けてくれた家族の存在があったからこそ、今の自分があると実感しています。
私がこれからも大切にしたい言葉は、「苦しい思いをした者だけが、逆境をチャンスに変えられる」という言葉です。これは中学時代、野球部の監督がかけてくださった言葉です。これまでの人生を振り返ると、嬉しいことも多くありましたが、受験や部活動などで困難や試練もたくさん経験しました。その度に、この言葉を自分自身に何度も言い聞かせ、困難を成長のチャンスと捉えて乗り越えてきました。思えば、それが私の人生におけるパワーフレーズとなったように感じます。
これからの人生で、困難に直面することがあると思います。逆境を成長の糧として乗り越えることで、新たな道を切り開いていきます。
●森 姫愛乃(もりひめの)さん (十三中学校出身)
氷見市で仲間と二十歳の誓いを共にできることを大変嬉しく思います。喜びを感じると同時に責任の大きさに身が引き締まる思いです。
二十歳を迎えた今、一番に感じることはこれまで支えてくださった方々への感謝です。他愛もないことで笑い合い、苦しいときには助け合える友達、いつも温かく手を差し伸べ、見守ってくださる先生方や地域の方々、そして、たくさんの愛情を注ぎ、今まで育ててくださった家族がいたからこそ、今こうしてこの場に立つことができていると思います。
私事にはなりますが、現在、保健師になることを志し、大学で看護の勉強に励んでいます。地域の人が健康に生活できるよう、支援することを通して、お世話になった皆さんに恩返しをしていきたいです。そして、少しでもこの氷見市の役に立てる人となりたいです。20年間、何気なく過ごしてきた日々を、今振り返ってみると、こうして日常生活が出来ていることをとても幸せに感じます。一日一日を大切に、何事にも感謝の気持ちを忘れず過ごしていきます。また、社会人の一員としての自覚と責任をもって行動していきます。