- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県黒部市
- 広報紙名 : 広報くろべ 2025年7月号
◆大会を支えた 二人への追悼
前身となるジョギング大会誕生のきっかけとなり、本大会のまさに生みの親ともいえる第39代アメリカ大統領ジミー・カーター閣下が、昨年12月に逝去されました。また、本大会に26回ご参加いただき、華を添えてくださった男子マラソン元世界記録保持者で、1964年東京オリンピック代表の寺澤徹氏が、本年3月に逝去されました。
お二方への深い敬意と感謝の意を表し、大会両日のレース前の式典において、参加者全員で黙祷が捧げられました。会場内では、両氏のご功績を振り返る映像が上映されたほか、歴代大会の写真を用いたジミー・カーター閣下のモザイクアート、献花台も設置され、多くのランナーや来場者が立ち寄り、静かに手を合わせる姿が見られました。
◆大会を盛り上げた 豪華なゲスト陣
今大会でも多彩なゲストをお迎えし、会場を大いに盛り上げていただきました。特別ゲストには今回で13回目の参加となる高橋尚子さん、ゲストに柏原竜二さん、磯野あずささん、三津家貴也さん、ふるさとランナーに本市出身の森村哲さん、そして今回新たに観光PRランナーとして白鯛憲司さん、招待選手として地元YKK陸上部の綱島辰弥選手と金田龍心選手、さらには今年の箱根駅伝で活躍された吉田響選手をお迎えしました。ゲストの皆さんは、ランナーに声をかけながら一緒に走ったり、ハイタッチでエールを送ったりと、温かい応援を届けてくださいました。
◆来場者全員が大満足 充実イベント
同時開催イベントとして、24日(土)には、磯野あずささんによる「ちびっこランニング教室」や、「柏原竜二さん・三津家貴也さんスペシャルトークショー」が開催され、大会出場者をはじめ、たくさんの方にご参加いただきました。また、ランナー以外の方々にも会場に足を運んでいただくために、飲食・物販出店、イベントの開催はもちろん、シャトルバスや駐車場の充実、大型ビジョンによる大会の中継のほか、今年は新たにジミー・カーター閣下のフォトパネルを設置しました。会場は多くの人でにぎわい、訪れた方は特別なひと時を過ごしていました。
◆マラソンを通した 親善交流
黒部市の姉妹都市である北海道・根室市から天神正人根室市スポーツ協会長を団長とした選手団3名を迎え、マラソンの部、10kmの部に各1名の選手が出場しました。また、黒部市の国際友好都市である韓国・三陟市から朴永德安全建設局長を団長とする選手団9名を迎え、マラソンの部に2名、5kmの部に2名、2・5km小学生の部に2名、2・5km中学生の部に2名の選手が出場しました。選手団の皆さんには、大会の出場だけではなく、市内視察を通して黒部の文化や自然、食などに触れていただき、この機会を通して、黒部との友好の絆を一層深める時間を過ごされました。
◆〔Interview〕ランナーをゴールに導く心強い伴走者! 5時間ペースランナー 古幡 政博(ふるはた まさひろ)さん
ランニングが趣味で、全国のマラソン大会に10回以上出場してきましたが、これまでお世話になった全国の皆さんへの恩返しの気持ちで、ペースランナーを務めています。今大会は悪天候でランナーのモチベーションの維持が課題だったため、いつも以上に細やかな声かけを心がけました。ゴールでは、「おかげでサブ5を達成できました!」と声をかけていただき感慨深かったです。一人でも多くの方が、マラソンや黒部の魅力を感じて来年も来てくださるとうれしいです。来年は、アツい黒部をアツい気持ちで走りましょう!お待ちしています!
◆参加ランナーの声
大会終了後、ランナーの皆さんからランニングサイト「RUNNET」に好評の声が続々と届いています!
◇雨天でもボランティアと沿道の応援が熱い!
雨予報でしたがほとんど曇りで涼しく走れました。途中雨と風が強くなりましたが猛暑日より快適に走れました。雨の中ボランティアの方々が一生懸命にエイドの準備してくれたり沿道の応援も多く感謝感謝の大会です。色々な大会に出ていますが、この大会が1番走ってて良い気持ちになれる大会でした。
◇ホスピタリティが最高
昨年に続き2回目の参加です。天候は雨が降ったり風が強かったりと昨年とは異なる環境で不安でしたが、雨の中、沿道からの声援は心強く、エイドでのボランティアの皆さんのサポートも最高でした。また来年も走りたいです。
◇感謝しかありません
雨風が強い中で傘を差して応援をしていただいた方たち、エイドや沿道でサポートされていたボランティアの方たち、過酷な天候の中本当にありがとうございました。余裕がなくて、頷いたり手を上げるので精一杯でしたが、元気をたくさんいただきました。すごく暑くなるかもしれないし、今回のような雨風の天気になるかもしれませんが、来年も必ず参加します!
・「RUNNET(【URL】https://runnet.jp)」より抜粋。
ほかにもたくさんの声が寄せられています。ぜひご覧ください。
◆各部の優勝者
※詳細は本紙をご覧ください。