- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県七尾市
- 広報紙名 : ななおごころ 広報ななお 令和7年(2025)9月号
■還暦を迎え
今月、60歳の誕生日を迎えることとなりました。還暦と言えば、赤い「ちゃんちゃんこ」を着て、孫たちに祝ってもらう印象ですが、まだ、実感が湧きません。同級生の多くは、定年を迎える年となりますが、最近では定年延長で、まだまだ仕事を続ける方も多く、昔の60歳とは異なってきています。
星野副市長の出身地である新潟県長岡市は花火大会で有名ですが、還暦までに同級生で積み立てをして盛大に「還暦花火」を打ち上げることが慣習となっているそうです。
私が生を受けた昭和40年は、戦後20年を迎えた高度経済成長期で、まちがどんどん開発され、活気にあふれた時代であったと思います。
震災から1年8カ月が経過し、今年は「復興元年」と位置付けられていますが、単なる節目ではなく、七尾市や能登が本格的に復旧・復興していく重要な年となります。
創造的復興と言われますが、闇雲に開発する高度成長期とは異なり、自然との共生、歴史文化伝統を継承し、持続可能なまちとして復興することが必要です。まずは(1)生活再建の加速、(2)防災に強いまちづくり、(3)未来を拓く産業と観光の再生を推進していきたいと考えています。
盛大な花火を打ち上げられるよう、しばらくは「ちゃんちゃんこ」はお預けです。