くらし 市民と市政の歩み まちづくり・市民の活躍(2)

■防災士の多原さんが県知事表彰
防災意識の普及啓発に広く活躍

3月20日、令和6年度石川県自主防災組織等知事表彰の防災士部門を受賞した多原正博(たわらまさひろ)さん(寺井町)が市役所を訪れ、井出市長に受賞を報告しました。
この表彰は地域の防災力向上に貢献した防災士に贈られるものです。
多原さんは寺井町防災士会で自主防災活動の企画・運営に中心的に関わり、能美市民防災ネットワークでは委員長を務め、現在は石川県防災士会の理事を務められるなど、防災意識の普及啓発に幅広く活躍されています。
多原さんは「県・市・町会・町内会の防災士の各組織が連携する仕組みを作っていきたい」と今後の意気込みを話されました。

■(株)バカンと避難所の情報提供に関する協定締結
指定避難所の開設状況などを確認できるサービス

3月24日、株式会社バカン(東京都)と、市の指定避難所の開設状況などをパソコンやスマートフォンで確認できるサービスの利用に関する協定を締結しました。
このサービスは現在、市が構築中のデジタルハザードマップから避難所の開設状況や混雑状況を閲覧できるもので、運用開始は6月ごろの予定です。
協定締結式はリモートで行い、河野剛進(かわのたかのぶ)社長は「災害時の混乱を避けるため多くの方に利用していただきたい」と話されました。

■市内企業17社に助成金・補助金を交付
産業振興、企業立地促進
3月28日、企業立地促進助成金、産業振興奨励助成金の交付式を市役所で行い、井出市長が交付対象の各企業の代表に交付決定通知書を手渡しました。
企業立地促進助成金は、市の産業用地などを取得し、工場などの新設・増設を行った企業に助成するものです。
産業振興奨励助成金は、市内で工場などの新設・増設や機械設備に一定額以上の投資を行った企業に助成するものです。
交付式では各社が自社の現状や今後の展望、助成金の活用方法を報告されました。

○企業立地促進助成(13社) ※五十音順
・石川日野自動車株式会社(福島町)
・株式会社オンワード技研(福島町)
・株式会社小林製作所(湯谷町)
・有限会社こまつ(山口町)
・株式会社歯愛メディカル(福島町)
・澁谷工業株式会社(福島町)
・株式会社中東(岩内町)
・司企業株式会社(粟生町)
・株式会社東振精機(寺井町)
・株式会社長登屋(山口町)
・日本ガイシ株式会社(能美)
・株式会社日本パーツセンター(粟生町)
・吉岡幸株式会社(山口町)

○産業振興奨励助成(4社) ※五十音順
・有限会社イシダ鉄工(浜開発町)
・株式会社東振精機(寺井町)
・北陸スチール株式会社(道林町)
・株式会社T・T・О(山口町)

■のみ地域力強化支援ファンド採択式・活動計画報告会
多世代の居場所づくりを

3月21日、市役所でのみ地域力強化支援ファンドの採択式と活動計画報告会を行いました。今回、採択された団体は、火釜みんな食堂実行委員会(居場所づくり、みんな食堂)です。
井出市長は「新しい住民を受け入れていくためにみんな食堂は大切。市としてもサポートさせていただきたい」とエールを送りました。
団体の代表木谷竜海(きだにたつみ)さんは「さまざまな世代が集まる場が新しくあればという思いで始め、第1回も見込以上の方に来場いただけた。これからも頑張っていきたい」と報告されました。

■春季火災防ぎょ訓練
化学災害・多数傷病者・火災の複合的対応訓練

3月23日、根上中学校で、春季火災防ぎょ訓練を開催し、能美警察署、市消防団、市消防本部が参加しました。
訓練は不審者が校内に侵入し、有害物質の散布と放火をしたことで化学災害及び建物火災が発生した想定で行われました。警察官による現場安全確保、化学防護服を装着した消防隊員による救助及び除染活動、市消防団と連携した包囲戦術による一挙火勢鎮圧を図る消火訓練を行いました。