- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県美浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年7月号 No.654
美浜1号機:廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜2号機:廃止措置中(平成29年4月19日~)
美浜3号機:第28回定期検査中(令和7年3月2日~)
■全国原子力発電所所在市町村協議会の総会が開催されました
5月12日に、全国原子力発電所所在市町村協議会の総会が、全国都市会館(東京都)で開催され、会員である戸嶋町長と川畑議長が出席しました。
当日の総会には、28市町村の首長や議長等が出席し、令和6年度の事業報告や令和7年度事業計画(案)等が審議され、可決されました。議案審議後に行われた国との意見交換では、経済産業省や内閣府等の関係機関出席のもと、原子力発電を取り巻く課題等について、活発な意見交換が行われました。
意見交換で戸嶋町長は、次のとおり国の見解を求め、各担当省庁から回答を得ました。
◆バックエンド問題の解決
▽問
原子力政策を持続的かつ円滑に進めていくためには、バックエンド問題の解決を図ることが重要な課題。国は前面に立って取り組むとしているが、このためには、国民理解の醸成を図ることが極めて重要であり、一人一人が自分事として捉え、その解決に向けて議論の活性化と深化を図る必要がある。
▽答
核燃料サイクルや最終処分といったバックエンド対策は極めて重要であり、かつ不可欠である。核燃料サイクル政策の広報活動をさらに強化し、国民理解の醸成を図っていく。最終処分問題についても、全国的な説明会の開催や自治体の戸別訪問を実施し、取り組みの深化を進めていく。(経済産業省資源エネルギー庁)
▽答
バックエンド問題に関して、放射性廃棄物の処理処分を含めた廃止措置を計画性をもって着実かつ効率的に進めていく。また国民理解の醸成については、今夏に予定している「原子力白書」において、クリアランス制度の社会定着に向けた取り組みとして、福井県のリサイクルビジネス等を取り上げることも検討している。今後も動向をしっかりフォローしながら、関係省庁と連携し、実効性を高める取り組みを進めていく。(内閣府)
■原子力リサイクルビジネスの推進に関する包括連携協定締結式が行われました
5月30日に、原子力リサイクルビジネスの推進に関する包括連携協定締結式が、ニューサンピア敦賀で行われ、戸嶋町長が出席しました。締結式には、杉本知事や関西電力の森社長、嶺南6市町の首長や金融機関の代表者ら13人が出席し、包括連携協定の協定書へ署名されました。
今後、今夏頃の新会社の設立に向け準備を進めていくとともに、本協定に基づき、クリアランス集中処理事業の実施や地元企業の参入促進、また、円滑な廃炉の推進、クリアランス制度の社会定着に向けた取り組み等、締結者と一丸となって事業に取り組んでまいります。