くらし トピックス/春の叙勲受章

■山口 治太郎(やまぐち じたろう)氏 旭日小綬章(きょくじつしょうじゅしょう)を受章
長年にわたり、町の発展に貢献された功績が称えられ、山口治太郎さん(気山)が旭日小綬章(地方自治功労)を受章されました。
山口さんは、昭和37年4月に建設省(現国土交通省)に奉職、26年余り勤務をされた後、昭和63年7月から町収入役、平成9年3月から町助役を歴任され、平成11年3月に行われた町長選挙において初当選し、以来20年にわたり、町政の発展に尽力されました。
町長在職時には、はあとふる対話を実施し、町民の意見を積極的に町政に反映しながら施策を進め、国道27号美浜東バイパスや舞鶴若狭自動車道等の道路網の整備・拡充、原子力発電との共生の推進、防災無線の整備等、町民の安全・安心に直結する施策を実施されました。社会教育では、地域改善対策事業を進め、平成14年2月に国の宣言を待たずに、町独自で終結を宣言し、その後も啓発活動を行う等、差別のない住みよいまちづくりを進められました。また、健康づくりの取り組みを通じた町民福祉の向上や、「ローイングのまち美浜」の推進にも尽力されました。
受章について、山口さんは「町長在職時に多くの方のご支援とご協力をいただいたおかげと、20年間健康で職務を遂行できたからだと思います」と話されていました。

■中西 真由美(なかにし まゆみ)氏 瑞宝単光章(ずいほうたんこうしょう)を受章
4月29日に、長年にわたり助産師として看護業務に従事された功績が称えられ、中西真由美さん(郷市)が瑞宝単光章(看護業務功労)を受章されました。
中西さんは、昭和57年に助産師として大阪府内の病院に入職された後、昭和59年から敦賀市立敦賀病院で勤務をされ、病棟での対応や産前産後の母親のサポート等に尽力されました。平成27年には、看護部次長となられ、院内の円滑な病棟運営を実践された他、多くの看護職員を指導され、医療安全に関する知識の向上を図る等、大きく貢献されました。
中西さんは助産師として、これまでに、多くの赤ちゃんを取り上げられており、出産に立ち会ったり、育児指導に関わったりした妊婦さんの数はさらに多く、親子2代でお産をお世話された方もおられます。また、定年退職をされた後も、同病院の産婦人科外来で妊婦の方から高齢者の女性までの診療のサポートに携わられています。
受章について、中西さんは「このような章をいただけたことをとてもありがたく思っています。これからも、体の続く限りこの仕事を続けていき、多くの妊婦の方や女性の方に寄り添ったサポートをしていきたいです」と話されていました。