くらし とびだせ!市民レポーター!

■水素で育つ微生物で水をキレイに!?
山梨大学で最先端「水素研究」を密着取材!
富士山、ぶどう、ワインなど、たくさんの魅力にあふれた山梨。実は「水素」に着目した研究開発の最先端を走っている、とてもSDGsな県なんです!今回は、水素研究をリードする山梨大学で、水の浄化技術を専門に研究されている亀井樹(かめいたつる)助教にお話を伺いました。

◇水素で世界の水問題を解決できる!?
水素はエネルギーとして利用しても環境を汚染しないため、地球にやさしい元素と言われています。実は、そんな水素を使って汚れた水をきれいにできる可能性があるのです。
世界では水源汚染による水不足が大きな問題となっています。日本だと下水道を流れる水質レベルの水が、地域によっては一般的な生活用水として利用されていることもあるそうです。研究室では、汚染された水を浄化する技術の一つとして、水素をエネルギーとする微生物を活用し、持続的に水をきれいにできる仕組みを研究しています。

◇足し水なしでニジマスの養殖が可能!?
この仕組みで、飼育水を繰り返し使用したニジマスの養殖も行うことができるそうです。研究室では連続100日間のニジマス養殖実験に成功しています。
水がある可能性が示唆されている月面や宇宙空間で、ニジマス養殖や家庭菜園が可能になる未来が来るかもしれません。

◇甲府市の水素への取り組み
甲府市リサイクルプラザ内にある「こうふグリーンラボ」では、産学官コンソーシアムの協力のもと、再生可能エネルギーの地産地消や次世代エネルギーとして期待される水素の普及啓発および利活用に向けた実証事業に取り組んでいます。

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■今月の担当レポーター 河野 遥
自然豊かな甲府市は、微生物採取などを行うのに絶好の環境なんだそうです!私たちの住むまちで世界をリードする研究が行われているとは知らなかったので、とても勉強になりました。市では水素に関するイベントなども多く開催されているので、ぜひ注目してみてくださいね!