くらし 動脈硬化を予防しようシリーズ(4回目)

■高血圧を予防するには運動が大切
高血圧症の予防には、塩分を控えるだけでなく、運動も大切です。
自家用車の利用が進む現代は、運動不足になりがちです。

◇どうして運動不足が高血圧をまねくのでしょうか?
運動不足になると、心臓のポンプから全身に送られる血液量が減り、腎臓からの塩分の排泄量も減るので血圧が上昇します。また、血流量が減るために血管の内側が狭くなりがちになり、これも高血圧をまねきます。

◇では、どのような運動が高血圧を予防できるでしょうか?
大切なのは、「適度な運動」です。

*1日30分程度(細切れに10分ずつでもよい)
*ウォーキングや軽体操など(ラジオ体操もよい)

息切れしない程度に無理のない運動をしましょう。ストレッチで筋肉をしなやかにすることも忘れないようにしましょう。
循環が促進され、からだがあたたかく、頭もすっきりすることでしょう。これからの季節、運動の後の水分補給も大事です。
軽い運動で、動脈硬化に負けない強い血管を保ちましょう。

NEXT:次回は、脂質異常症についてお伝えします。