- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県山梨市
- 広報紙名 : 広報やまなし 2025年9月号
9月1日は防災の日です。
大正12年9月1日に発生した関東大震災を教訓とし、一人ひとりの防災への意識を高めるために制定されています。
様々な災害に日ごろから備えておくことが重要です。
■過去に発生した主な地震災害とこれから起こる可能性の高い地震を見ていきましょう。
◇能登半島地震
発生日時:令和6年1月1日午後4時10分他
震源地:能登地方、能登半島沖
規模:マグニチュード7.6他
被害概要:地震による家屋の倒壊、液状化現象がおき、道路上下水道施設を中心に甚大な被害となった。
さらに、9月に豪雨が発生し、河川氾濫、浸水土砂災害も発生した。死者592人、住家全壊6520棟
◇熊本地震
発生日時:
・平成28年4月14日午後9時26分
・平成28年4月16日午前1時25分
震源地:熊本地方
規模:
・マグニチュード6.5
・マグニチュード7.3
被害概要:28時間の間に同一地域で震度7の地震が2度発生し、多数の家屋倒壊、土砂災害など、甚大な被害となった。
死者273人、住家全壊8667棟
◇関東大震災
発生日時:大正12年9月1日午前11時58分
震源地:神奈川県西部
規模:マグニチュード7.9
被害概要:発生が昼食の時間と重なったため、火災が発生し、被害が拡大。また、津波、土砂災害など発生した。死者・行方不明者は10万5000余
◇南海トラフ地震
南海トラフはユーラシアプレート(日本の陸側)とフィリピン海プレート(太平洋側)が接する海底の溝状の地形のことで、過去におおむね100~150年間隔で繰り返し地震が発生しています。
国の地震調査委員会では、30年以内の発生確率は80%とされています。
(令和7年1月15日公表)
◇マグニチュードとは?
地震の規模のこと!
1大きくなるごとに、そのエネルギーは約32倍になります。
出典:
・気象庁ホームページ「日本付近で発生した主な被害地震一覧(1996~)」「日本付近で発生した主な被害地震一覧(~1995)」
・『“今からできる”日常防災』(監修…永田宏和、ボーイスカウト日本連盟)
■地震発生時の行動
1.地震が発生した時
◆自身の安全確保が最優先!
▽家の中にいる時
家の中で特に危険な場所は…「台所」です。
加熱中のお湯や油、包丁などの刃物、食器など割れやすいものがあるため、けがをしやすい場所です。
より安全な部屋へ移動し、揺れがおさまるまで様子を見ましょう。
▽スーパーやショッピングモールにいる時
商品棚から物が落ちてくる危険性があるので、比較的商品の少ない場所で揺れがおさまるのを待ってください。
かがんでしまうと、落下物を全身で受けてしまう場合もあるので、状況によって体勢を考えましょう。
▽エレベーターにいる時
すべての階のボタンを押し、最初に停止した階で降りてください。
閉じ込められた場合は、焦らずに「非常用呼び出しボタン」等で外部と連絡を取るなど、救助を待ちましょう。
▽車の運転中
急ブレーキを避け、減速しながら、道路の左側に車を停止させ、揺れがおさまるのを待ちましょう。
車を置いて避難する場合は、施錠せずに、鍵を置いたまま避難しましょう。※緊急車両の通行の妨げになる場合に、車を移動できるようにしておくため。
2.揺れがおさまったら
最初の大きな地震の後は、余震に注意しましょう!
・火災などの二次被害を防ぐために、火の元を確認。
・屋内では、転倒した家具類やガラスの破片などでケガをしないように注意。
・外に出る時は、瓦や窓ガラス、看板などの落下、電柱やブロック塀の倒壊の危険性があります。周囲の構造物に注意。
・わが家の安全確認後、近所の声かけなど、安否確認をしましょう。
・避難所に行く時は、余震に注意し、安全な避難経路で避難を。
■防災アプリはご存じですか?
使い方がわからないという場合は、防災危機管理課・各支所窓口で職員が説明します。
アプリのダウンロードはこちら!
※本紙掲載の二次元コード参照