くらし 4月は若年層の性暴力被害予防月間(富士川町 男女共同参画推進委員会)

毎年4月は「若年層の性暴力被害予防月間」です。進学・就職などに伴い、若年層の生活環境が大きく変わり、被害に遭うリスクが高まる時期とされています。
性犯罪・性暴力は、重大な人権侵害であり、許しがたい犯罪です。特にこどもの頃に被害に遭うと、その年齢が低いほど、長期間心と身体を深く傷つけるものとなります。
令和6年2月、内閣府では、全国の16~29歳を対象に、「若年層の痴漢被害等に関するオンライン調査」を実施しました。令和6年7月に発表された調査結果では、36,000人を超える有効回答があり、これまでに被害を受けたことがある性暴力の被害は「痴漢」が10・5%で最も多く、友人や知り合いの痴漢被害を聞いたことがあると答えた人は25・1%にのぼっています。
痴漢被害経験者がはじめて被害を受けた年齢は、16~19歳が46・4%で最も多く、次いで15歳以下が35・4%でした。10代の割合が80%を超えていることに衝撃を受けます。また、被害にあった時に取った対応では、「とっさのことで何もできなかった」や、「怖くて何もできなかった」「我慢した」など、何もできなかったとの回答が多くを占めていました。
10~20代の身の回りでは、性暴力の手口が巧妙になっています。モデルやアイドルのスカウトを装い、AV出演や性的な行為を強要されるケースや、「おしゃべりするだけ!」などといった高額アルバイトの募集広告が、実際には性的な行為を含むアルバイトだったりします。また、飲み物に睡眠薬を入れられ、性暴力の被害に遭うケースもあります。DVなんて関係ない、という人も気づかないうちに被害者だったり、加害者だったりすることがあります。
性暴力の被害に遭っても、誰にも相談できず、被害が潜在化・深刻化しやすいことが問題となっています。
若年層が性犯罪・性暴力の被害者、加害者、傍観者とならないように、社会全体で取り組んでいきましょう