- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県富士川町
- 広報紙名 : 広報ふじかわ 令和7年8月号
富士川中学校では、6月21日(土)、生徒と保護者が「親子まなびDay」として、新校舎に使用する町産木材の伐採・伐倒を体験しました。
伐採場所は、平林窪平地内にある町有林エリアで、町長をはじめ、富士川中学校の1年生75名とその保護者29名が参加しました。
まず、町長が木に仕込んだくさびを目掛けて、斧を振り下ろすと、静かな山の中で「カーン」という音が響き渡りました。
木が少し傾いたところで、生徒と保護者が木にかけられたロープを思いっきり引っ張ると、木は少しずつ倒れ始め、最後は勢いよくバサッと倒れました。その瞬間、その場にいた全員が、「おぉ〜」と声をあげ、感動に包まれました。
今回伐採した木は、樹齢約60年のヒノキで、切り口からはヒノキのいい香りがしました。
参加した水口廉生(れん)さんは、「60年かけて育った木を、僕たちの学校の校舎で使わせてもらえるのは、とてもありがたいことだと思う。校舎も大切に使用していきたい。」と話していました。
また、今回、増穂中学校の生徒や保護者が、長い年月をかけ大切に育ててきた学校林も、新校舎で使用することとなり、事前に切り出された木材が、生徒とPTAの代表から町長に贈られました。
◆町産木材は新校舎のどこに使われるの?
町産木材の活用は、富士川町らしさや環境教育への足掛かりとなり、富士川町の豊かな自然を、未来へつなげていくことになると考えています。
新校舎において町産木材を使用する箇所↓
・普通教室や一部の特別教室の照明ボックス、カーテンボックス
・教室内や廊下に設置する、掲示壁
・室名札
・廊下各所に設置するベンチ
・吹き抜け空間の落下防止柵
など
新校舎の建設工事は、今年の10月頃に着工し、完成は令和9年3月を予定しています。
その年の4月に、今の1年生が3年生となり、夏休みを利用して引越しを行い、2学期から新校舎での学校生活が始まります。
問い合わせ:教育総務課 学校施設担当
【電話】22–7200