子育て いじめを防ぐために ~子どもたちが安心して過ごせる環境を整える~

子どもが心身の苦痛を感じていれば、その行為はいじめとなります(「いじめ防止対策推進法」より)。いじめは、どの子どもも被害者にも加害者にもなる可能性があります。
学校の活動の中で、いじめについて、子どもが一人で悩みや苦しみを抱え込むことがないよう、子どもの意見や思いを尊重しながら、学校、家庭、地域が連携し、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えることが重要です。

■私たちにできること
◇家庭・地域で
子どもたちの様子に気になることがあれば、「どうしたの?」「大丈夫?」などと声をかけましょう。子どもの声に耳を傾け、心配な事があれば、学校や市教育委員会へご連絡ください。

◇学校で
・定期的に「いじめアンケート」や個人面談を実施し、児童・生徒の実態を把握しています。
・法律、心理、福祉などの専門家の協力を得ながら、いじめの問題の早期解決に向けて取り組んでいます。
・全市立小・中学校で、「学校いじめ防止基本方針」を策定し、方針に基づいて対応をしています。

◇市教育委員会で
・子どもたちからの相談体制充実のため、一人一台端末を活用した相談フォーム「ひとりでなやまないで!」を運用しています。投稿された内容は、学校と情報共有して、対応します。
・スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが相談に応じるなど、多くの目で子どもたちの状況を見守る環境を整備しています。
・教職員を対象にした、いじめ防止などに向けた研修などを実施しています。

■いじめのサインかも ~小さな変化に気付いて声かけを~
◇様子の変化
・元気がない
・表情が暗い
・体調不良を訴える
・食欲がない など

◇子ども同士の様子から
・集団から一人だけ離れている
・過度なふざけ合いが見られる
・乱暴な言葉遣いをする
・大きな声ではしゃぐ など

◇持ち物の変化
・服が汚れている
・物がなくなる
・物が壊される
・落書きされる など

■「ネットいじめ」の防止
各学校や市教育委員会では、「ネットいじめ」の防止に向け、子どもたち自らが適切に判断して行動できる力を身に付けるため、情報モラル教育を推進しています。
SNSやオンラインゲーム上のやりとりがトラブルにつながる事例もあることから、インターネット使用について家庭内でのルールを設けるなど、ご協力をお願いします。

■〔注意!〕インターネット使用のルール作りのポイント
子どもと話し合って、「不適切な内容とは何か」や「使い過ぎの程度」など、具体的にルールを作りましょう。また、リスクに直面しそうな場面をイメージすることも大切です。

◇ルールの例
・相手の嫌がることはしない
・不適切な内容を投稿しない
・インターネットを使い過ぎない など

■相談窓口
・こども総合支援センター「あのえっと」(※)
【電話】0120-783-041

・24時間子どもSOSダイヤル
【電話】0120-0-78310

・子どもの人権110番(※)
【電話】0120-007-110

※…月~金曜日(祝休日・年末年始を除く) 8:30~17:15

問合せ:学校教育課
【電話】224-5063【FAX】224-5086