- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年10月号
令和6年度(2024年)の普通会計の決算額は、
歳入(収入)182億7,664万円
歳出(支出)170億7,169万円
となりました。(1万円未満四捨五入により端数処理)
■歳入は前年度比 11億4283万円増加
ふるさと寄附金の減(約7000万円)、市民税及び固定資産税の減(約4000万円)があったものの、城北小学校建設に係る市債の増(約3億6000万円)及び国庫支出金の増(3億5000万円)、財政調整基金や環境施設整備基金等の繰入金の増(約2億4000万円)、地方交付税の増(約1億9000万円)などにより増加しました。
▽普通会計 歳入
182億7,664万円

■歳出は前年度比 8億8379万円増加
愛する飯山ふるさと基金及び減債基金等への積立金の減(約1億9273万円)、ふるさと寄附金返礼品等の減による物件費の減(約8045万円)があったものの、新たな小学校づくり事業等に伴う普通建設事業費の増(約8億6501万円)、除雪経費等の増による維持補修費の増(約2億6919万円)などにより増加しました。
▽普通会計 歳出
170億7,169万円

■市税の内訳

■市債残高
市債残高 114億4,580万円(前年度比 2億4,489万円の減)
市債は、大きな事業をするために借り入れるお金のことで、多世代で利用する社会資本を公平に負担する役割も担っています。令和6年度は合計で15億6,640万円の借入を行い、利子3,199万円を含む18億4,328万円を償還しました。

■基金残高
基金残高は 55億9,954万円(前年度比 4億7,178万円の減)
主な取り崩しは、ふるさと寄附金寄附者の意向に添う60事業へ充当するための愛する飯山ふるさと基金の取り崩しが4億6,530万円、減債基金の取り崩しが3億円、財政調整基金の取り崩しが4億6,300万円などです。一方で、愛する飯山ふるさと基金に3億86万円、財政調整基金に3億190万円、減債基金に2億4,132万円など、計8億5,855万円の基金積立を行いました。

■特別会計
普通会計以外の特別会計についても全会計において黒字決算を計上
※いずれも普通会計に算入していないもの

■企業会計
独自収入でその経費をまかなう独立採算を原則とする会計

■用語解説
●歳入
▽市税
市民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税など
▽諸収入
他の収入科目に含まれない収入をまとめたもの。延滞金、預金利子、宝くじ収益金など
▽分担金・負担金
分担金は、市の事業により特に利益を受ける者から、その受益の限度において徴収されるもの。負担金は、地方公共団体が、他の市や住民に課するもので健康診断受診者負担金が代表的なもの
▽地方交付税
どの市町村でも一定の行政サービスを行えるように、国から交付されるお金
▽市債
市が建設事業などの財源とするための長期の借入金で、償還が一会計年度を超えるもの
▽国庫支出金
市が行う事業に対し、必要性に応じて国から交付されるお金
▽地方譲与税
国税として徴収した税の一部または全部を一定の基準に従って譲与されるお金
▽各種交付金
地方消費税、自動車取得税などを財源とした交付金
●歳出
▽義務的経費
支出が義務付けられている経費。人件費・扶助費・公債費などのお金
▽投資的経費
道路や学校の建設など、社会資本整備に要するお金
・扶助費
高齢者や児童、障がい者などへの支援に要するお金
・公債費
市の借入金の返済にかかるお金
・物件費
市の事業に必要な消耗品や備品、委託料などに要するお金
・繰出金
特別会計の事務事業を補助するため、一般会計から特別会計に支出するお金
