くらし 秋の火災予防運動

11月9日(日)~11月15日(土)

■最近の火災発生状況
令和6年(1~12月)、全国の火災件数は37、036件でした。これは、1日あたり約101件、約14分ごとに1件の火災が発生したことになります。その出火原因として「たばこ」が最多で、続いて「たき火」「こんろ」「電気機器」「放火」の順です。
令和7年1月~8月の村内では、「その他の火災」が2件、「林野火災」が1件発生しましたが、幸いこれらの火災による死傷者はありませんでした。

■火災が発生しやすい季節です
空気の乾燥や季節風により、火災が発生しやすい気候になっています。火気の使用、取扱いには十分注意してください。たき火を行うときは気象状況を考慮するとともに、その場を離れず、終わった後は完全に消火をしてください。また、たき火などを行う場合は、事前に消防署に届出をしてください。

■リチウムイオン電池による火災が増えています
リチウムイオン電池は、モバイルバッテリーやスマートフォン、掃除機など私たちの身近な製品に多く使用されています。
東京消防庁の調査ではリチウムイオン電池に関連した火災が平成26年は19件であったものが令和5年には167件と、平成26年と比較して約8倍以上に増加しています。
リチウムイオン電池による出火の状況については『充電中の過充電』や、『大きな衝撃が加わった製品を使用し続けた』などが挙げられています。電気機器でも火災は発生する可能性があるため、使用前には取扱説明書をよく理解し、使用方法を守って使用しましょう。なお、原村ではリチウムイオン電池を処分する際は、ボタン電池等と同様に電極部分(+、-)にビニールテープ等を貼り絶縁して、資源物収集日に出すことになっています。

◇リチウムイオン電池関連の火災を防ぐ6つのポイント
1 製品に衝撃を与えない、むやみに分解しない
2 整理整頓された場所で充電する
3 製造事業者が指定する充電器やバッテリーを使用する
4 膨張、充電できない、バッテリーの減りが早くなった、充電中に熱くなるなどの異常がある場合は使用をやめ、製造業者や販売店に相談する
5 熱のこもりやすい場所での使用は控える
6 万が一の被害に備え不燃性のケースなどに収納する

◎令和7年度全国統一防火標語
『急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし』

問合せ:原消防署
【電話】79-2442(直通)