くらし ここが聞きたい一般質問(2)

■若園敏朗議員
▽特定空家、管理不全空家について
空き家の中でも放置すると、著しい危険や悪影響がある状態の空き家を「特定空家」と言い、適切な管理が行き届いておらず、放置すると、「特定空家」に指定される恐れのある空き家を「管理不全空家」という。
揖斐川町において、「特定空家」、「管理不全空家」に認定されている建物は現在ゼロとなっている。
(1)今後、壊れそうな危険な空き家や、敷地外へ庭木が越境している空き家、動物の棲みかになっていて糞尿の処理が必要な空き家などに対して町はどのように対応していくのか。
(2)揖斐川町において、「特定空家」や「管理不全空家」が認定されてこなかったのはなぜか。
(3)来年度、役場内に「空家対策室」を設けるとのことであるが、具体的にどのようなことをするのか。

▽町長
(1)危険な空き家等の対応については、現在は近隣住民の皆さん、そして区長などからご相談があれば、その都度、担当部署から所有者に対し文書または面談などにおいて、適正管理のお願いを行っている。ただし、「危険空家」については、小規模な修繕などで適正な維持管理が図れるわけではないことから解体工事の一部を助成する制度を今年度より創設したところ。令和6年度には、8件の申請があり、「危険空家」の発生抑制に一定の効果があったものと認識し、来年度も引き続き広くこの制度の周知を図っていきたいと考えている。
(2)国が示す特定空家の参考基準「建物の倒壊の恐れがあるほど、著しい傾斜があること」これに該当するような空き家を把握していないことから「特定空家」の認定には至っていない。また、「管理不全空家」については、令和5年12月の空家特措法改正により新たに規制された制度であり、法改正から間もないことから認定には至っていないが、来年度改訂予定の「空家等対策計画」において、町独自の具体的な判断基準を作成し、それにより適正な対応を図っていきたいと考えている。
(3)令和7年4月から建設課内に「空家対策室」を新設し、空き家対策に関する事務を一元化することにより、住民の皆さんのサービスの向上とともにスピード感を持って空き家対策に取り組んでいきたい。

■岸啓司議員
▽町のホームページを改善することの必要性について
私は、12年ほど前に揖斐川町に移住し定住した。
揖斐川町のホームページは、情報量が多くとてもシステマチックにはなっているが、その先の情報へ進む、これを読みたいという仕組み・仕掛けがまだまだ足りてない。
移住定住を考える人にとって、揖斐川町への一番の玄関口は間違いなくホームページである。そのホームページが行き先を探している人の決定打になるように魅力を120%で伝えられる戦略的なものでなければならない。
ホームページを隅々まで改定するのは大変な時間と労力、費用が必要となるがアイディア次第で費用は抑えることができると考える。揖斐川町の強みをダイレクトに町内外へ発信そして激烈にPRできるようなホームページを作れないか。

▽町長
以前にも2回ほど同様の質問があり、必ずしも見やすいシステムとは言いがたいが、現在の枠組みの中で見やすい内容でより充実したホームページになるように努める。システムの契約期間もあることから大幅な変更はできないため、次回の更新時にはご指摘の点を含めて見やすい、利用しやすいホームページの導入に努める旨の答弁をした。
現在の契約期間が満了となる7年度中に、他市町村の導入事例や運用方法などを参考にしながら、システム導入に当たっては、多くの事業者から、いろいろな事例や情報を聞くなどして検討を行い、見やすく利用しやすいシステムへの移行ができればと考えている。