くらし 市長メッセージ〈197〉

■大阪・関西万博でのブース出展
熱海市長 齊藤 栄
7月下旬に、大阪・関西万博の会場に行ってきました。大阪万博と言えば、1970年(昭和45年)にも開催され、当時私は小学二年生。会場には行けなかったものの、三波春夫の『世界の国からこんにちは』のメロディーとともに、当時、日本中が万博にどれだけわくわくしたかが鮮やかによみがえります。
熱海市は焼津市と合同で万博首長連合主催の「LOCAL JAPAN展」にPRブースを出しました。両市から運んできた温泉で足湯を体験しながら、大型スクリーンで観光案内の映像を楽しんでもらう趣向です。真夏の温泉でしたが、広大な万博会場を歩き回る中での足湯の癒しは大好評でした。また、クイズイベントでは、「熱海に行かれたことはありますか」との私の質問に、年齢、性別、国籍などさまざまな観客の約3割の手が上がり、足湯を楽しんだ方々からも、「また熱海に行く予定」との声を多数いただきました。
万博会場は前評判とは異なり大盛況で、この猛暑のなか、外国人を含めて多くの来場者が列を作っていました。幸運にも、人気の高いイタリア館に入館できたのですが、その芸術性の高さはまさに圧巻。万国博覧会と言う場で各国のお国ぶりを体感する醍醐味を味わいました。
夜には大阪の繁華街である道頓堀周辺を歩いてみました。ものすごい人だかりで、万博の経済効果の大きさを感じました。万博終了まで残りわずかですが、機会があればぜひ訪れてみてください。