- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県島田市
- 広報紙名 : 広報しまだ 2025年9月号
■男女共同参画の実現を目指して意見交換
7月26日、「未来を担う女性フォーラム」が市役所で開催されました。
第一部では、静岡県立大学の犬塚協太(いぬづかきょうた)教授による基調講演。第二部では杉本真美(すぎもとまみ)氏(つむぎCAFEオーナー)、山本麻美(やまもとまみ)氏((株)富永事業代表取締役)、片川乃里子(かたかわのりこ)氏(フリーアナウンサー)、犬塚教授、染谷市長によるパネルディスカッションが行われました。パネラーは経営者などの立場から、職場での工夫や取り組みを紹介し、参加者からの質問にも回答しました。
問合せ:市民協働課
【電話】36-7121
■中学生女子ソフトボール全国大会に向けて決意表明
8月1日、女子ソフトボールチーム「5START(ファイブスタート)」に所属する初倉中学校の松永(まつなが)あおいさんと六合中学校の長沼沙希(ながぬまさき)さんが市長に全国大会出場を報告しました。
2人は県大会で優勝し、大阪府で開催される「第25回全日本中学生女子ソフトボール大会」に出場。松永さんは「キャプテンを支え、練習を信じて笑顔を忘れず全力でプレーしたい」と話し、長沼さんは「自分らしいプレーでチームを盛り上げ、優勝して帰って来たい」と抱負を語りました。
問合せ:スポーツ振興課
【電話】36-7219
■空手道全国大会出場の活躍を誓う
8月1日、「第25回全日本少年少女空手道選手権大会」に出場する小学生が市役所を訪問しました。
島田第一小学校の松井優和(まついゆうな)さんが組手(くみて)の部、島田第二小学校の山内美幸(やまうちみゆき)さんが形(かたの)部で出場します。2人は県大会でともに3位になり、出場権を獲得。松井さんは「全国で優勝できるように頑張る」と話し、山内さんは「初めてで緊張するけど、全国大会は頑張りたい」と意気込みを話しました。
問合せ:スポーツ振興課
【電話】36-7219
■東日本大震災の経験と教訓を伝承
8月17日、福島県相馬市の立谷秀清(たちやひできよ)市長を講師に迎えた防災講演会が、プラザおおるりで開催されました。
東日本大震災で災害対応の陣頭指揮を取った立谷市長が、「大規模災害時の行政の務めと責任」をテーマに講演。「生存者から死者を出さない」ことを目的に、発災直後は物資や賃貸物件の確保などを指示したことを振り返りました。また、被災で孤立した子どもや高齢者などへの復興支援も紹介。立谷市長は「地域コミュニティーは重要な鍵になる」と話しました。
問合せ:危機管理課
【電話】36-7320
■戦後80年の節目に未来へとつながる戦争の記憶
戦後80年を迎えた今年、市内在住・在学の高校生4人が、島田市平和祈念事業実行委員会の高校生委員として、戦争の記憶を未来に継承する活動を行いました。
4月から活動を開始した学生たち。平和であることの大切さを伝え、考えてもらうきっかけを作るため、自分たちにできることは何か、話し合いを重ねてきました。
▽募金活動を通して平和を伝う
7月19日、市内で募金活動を実施。協力者には、学生たちが制作したクリアファイルを配布しました。高校生委員の塚本龍大(つかもとりょうた)さんは「幅広い世代に戦争や平和を考えるきっかけを作ることができた。クリアファイルには、平和へのメッセージを込めたので、手にした時に思いをはせてほしい」と話しました。
▽被爆地の記憶をつなぐ
8月5〜7日に、広島市を訪問。平和記念資料館を見学したり、平和記念式典へ参列したりしました。地元小学生による平和宣言から、自分たちも平和を築く一員であることを再認識。第一回こども平和サミットでは、被爆者の思いに触れながら、全国から集う学生たちと、平和への思いを共有しました。
▽活動で得た学びを発信
8月15日、島田市平和祈念式典がプラザおおるりで開催されました。小中学生を代表して、ガールスカウト静岡県第17団の団員が千羽鶴の贈呈、献花、平和都市宣言を朗読。約200人の参列者たちは、戦争で亡くなった人々を追悼し、その惨禍が再び起きることの無いよう、祈りをささげました。高校生たちは、市内での募金や広島訪問などの活動を報告。委員の増本愛奈(ますもとあいな)さんは「私たちが住む島田市では広島の学生ほど、戦争への恐怖、平和への考えが足りないことを実感。未来へつないでいく若い世代の責任を痛感した」と話しました。
▽後世につなぐ戦禍の記憶
島田市博物館では6月28日から企画展「戦争を忘れない―島田が歩んだ太平洋戦争」を開催。パンプキン爆弾投下から広島・長崎への原子爆弾投下までを一連の歴史として紹介し、平和の尊さを考えるきっかけとして展示しています。
7月27日には、島田空襲体験者による講演会を開催。「戦争を語り継ぐ」と題して、模擬原爆投下直後の市内の惨状を伝えました。来場者は「現在の平和があるのは、誰かが必死に守ろうとしてきたから。未来へこの平和を受け継いでいきたい」と話しました。
問合せ:
市民協働課【電話】36-7197
博物館課【電話】37-1000