くらし ごてんばの富士山豆博士

【富士山豆博士による学習成果の展示】
会場:富士山樹空の森
期間:3月6日木)〜17日(月)

平成18年度から富士山の豊かな自然と恵みを後世に継承するため富士山基金の一部を活用した「ごてんばの富士山豆博士事業※」を実施しています。
今年度実施した2校の取り組みを紹介します。
※各学校の特徴や地域性を生かして身近な富士山に関することを学び、触れ、親しむことで新しい発見をし、その素晴らしさを再認識することを目的とした事業です。
富士山豆博士事業に取り組んだ児童・生徒を富士山豆博士として認定します。今年度を含め、これまでに7,971人の富士山豆博士が誕生しています。

富士山の雄大な自然を守り、より豊かで美しい富士山を後世に伝えることを目的に、いただいた寄附金を積み立てています。目的のためのみに使うことができ、富士山豆博士事業などに活用しています。
市内公共施設の一部に富士山の形をした募金箱を設置しています。環境課で直接寄附することも出来ます。

◆御殿場小学校 6年生161人
自分の追究したいことを調べまとめました
(1)富士山に関係する言葉を拾い出し、関連性を図(ウェビングマップ)にまとめました。
・世界遺産や生物だけでなく、富士山の歴史や観光客が増加していることも話題に挙がった。
(2) 1)から自分の追究したいことを選び、小グループで調べて、タブレットを活用し、まとめました。
・富士山の自然を調べているグループ…生き物の種類や地形について調べたり、富士山のおいしい水の秘密についてまとめたりした。
・富士山の周辺にある洞窟の調査をしたグループ…その洞窟がある原因を調べた。
・課題となっている登山問題について調査したグループ…弾丸登山の危険性などについて調べ、自分たちなりの考えを取り入れてまとめた。
(3)調べ活動だけでなく、深く学ぶために、静岡県富士山世界遺産センターと富士山本宮浅間大社を見学し、映像や展示物から詳しく学ぶことが出来ました。

[児童たちの様子]
「これからも富士山を大事にしていきたい」、「富士山が世界自然遺産に入らない理由の1つがごみだから、登山したらごみを持ち帰りたい」、「噴火の恐ろしさを知った。防災グッズを揃えるなど、今から対策をしていきたい」など今までの自分を振り返る機会にもなりました。

◆印野小学校 6年生13人
富士山の成り立ちから学び学習に取り組みました
(1)静岡県富士山世界遺産センターの出前講座の受講と樹空の森の天空シアターを見学しました。
・富士山の成り立ちや世界文化遺産としての価値について講師の話を聞き、多くの資料に触れ概要を学習した。
(2)YMCA東山荘のガイドによる「ふじさんぽ」を実施しました。
・児童たちは、いつも眺めている富士山に実際に行き、富士山に生息する動物や自然を目の当たりにした。
・ごみ問題や富士山の厳しい環境についてもガイドの話を聞いて学んだ。
(3)富士山はどんな山なのか学習しました。
・成り立ち、自然・動物、文化・芸術の側面から調べ学習を行った。
・調べたことをパンフレットやスライドにまとめて、富士山の魅力を学級で発表した。

[児童たちの様子]
「いつも家の窓から見える富士山は、噴火の恐れもあるが、世界に自慢できる素晴らしい魅力を持っていることが分かった」、「もっと富士山がもつ芸術や文化的な価値を調べたい」など、当たり前のように眺めている富士山の魅力を感じ取り、富士山を今後も大切にしていこうという思いを抱いていました。

問合せ:環境課
【電話】83-1603