くらし 病院だより

■装具ノートをご活用ください
脳卒中などの麻痺や足の変形に対する装具(身に着けて機能などを補う器具)は、使用されている方にとって歩くために大切なものです。しかし、装具は長期間使用することで劣化や破損が生じ、身体の状態の変化により合わなくなることがあり、適切なメンテナンスや修理を行い必要な時期に新しく作る必要があります。
装具は種類によって耐用年数(修理不能となるまでの予想年数)が設けられており、耐用年数が経過し不具合のある装具は新しく作ることができます。例として、膝下のプラスチック装具は1年6ヶ月、金属支柱付きの装具は3年です。
当院リハビリテーション科外来では、下肢装具の作製や修正、確認を行っており、装具を作製した方を対象に本年8月より[装具ノート]の運用を開始しました。
[装具ノート]には、完成日、耐用年数、作製した医療機関や装具業者など、装具に関する大切な情報を記載して配布しています。また、日常での使用上の注意点、新しく作る場合の手順などについても記載しており、お困りの際や記憶が曖昧になってしまった場合にご確認いただくことが可能です。
装具についてお困りの方、数年以上リハビリテーション専門職が確認せずに装具を使っている方、装具は使ったことがないものの麻痺や足の変形で歩行に悩みがある方などは、お気軽に当科外来にご相談ください。

問合せ:公立森町病院
【電話】85-2181