子育て 人権ひろば

■こどもの人権を守りましょう
いじめや体罰、児童虐待、児童買春や児童ポルノ等の性被害など、こどもが被害者となる事案が後を絶ちません。こどもは1人の人間として最大限に尊重され、守られなければなりません。

■いじめ
最近のこどものいじめは、SNS上などで行われ、周りから一層見えにくくなっていることに加え、ささいなきっかけから深刻ないじめへとエスカレートすることが少なくありません。
いじめをするこどもやいじめを見て見ぬふりをするこどもが生じる原因や背景には、こどもを取り巻く学校、家庭や社会環境等が複雑に絡み合った問題がありますが、その根底には、他人に対する思いやりやいたわりといった人権尊重意識の希薄さがあると思われます。この問題を解決するためには、お互いの異なる点を個性として尊重するなどの人権尊重意識を養っていくことが重要です。

■児童虐待
昨今、親などが幼児や児童を虐待し、中には死に至らしめるという痛ましい事件が多発しています。
児童虐待への対応については、これまで「児童虐待の防止等に関する法律」および「児童福祉法」の累次の改正や、「民法」および「刑法」などの改正により、制度的な充実が図られています。
令和4年6月には、「児童福祉法等の一部を改正する法律」が成立し、こどもや家庭への包括的な相談支援等を行う「こども家庭センター」の設置や、訪問による家事支援等のこどもや家庭を支える事業の創設を行うなど、対策の強化が進められています。
令和4年12月には、「民法等の一部を改正する法律」が成立し、親権者による懲戒権の規定を削除するほか、体罰等のこどもの心身の健全な発達に有害な影響をおよぼす言動を禁止するなどの改正がされています。

出典:法務省ウェブサイト

問合:人権推進課人権同和・男女参画G
【電話】55-9364