- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県岩倉市
- 広報紙名 : 広報いわくら 2025年1月号
■“誰もが安心して暮らせるまちづくり”をめざして
岩倉市議会議長 関戸 郁文
あけましておめでとうございます。
市民の皆様には、新しい年を健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
また、日ごろより市議会に対する温かいご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和7年の輝かしい新春を迎えるにあたり、市議会を代表して新年のごあいさつを申し上げます。
昨年を振り返りますと、7月から9月にかけてパリオリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、アスリートたちの圧倒的なパフォーマンスが私たちの心を揺さぶり、世界中が興奮の熱気に包まれました。こうした中、多くの日本人アスリートの活躍が私たちに勇気や感動を与えてくれました。次回の大会でも多くのアスリートたちの活躍に期待するところであります。
また、10月には平和活動を行う日本原水爆被害者団体協議会にノーベル平和賞が授与されました。日本のノーベル平和賞受賞は、50年ぶり、2度目の受賞ということで、改めて平和の大切さを実感しております。現在も世界各地では紛争が続いていますが、誰もが平和で公正に暮らせる国際社会を実現するために努力していくことが大切であります。
一方、能登半島では、元日には大地震、9月には豪雨が発生し、度重なる災害によって多くの方々が被災されました。被災された方々にお見舞いを申しあげますとともに、一日も早い復興を願うものであります。全国各地では地震の発生や豪雨などによる被害も見られる中で、改めて災害に対する意識を高めていかなければなりません。市議会としても想定外の災害等も視野に入れ、安全で市民の皆様が安心できるまちづくりの推進に向け、より一層努めてまいります。
また、社会情勢を見ますと、物価高騰が続き、市民生活にさらなる影響を及ぼすなど、多くの課題が山積しています。今後の社会情勢などの見通しを考えましても、市政に対する要請もますます複雑かつ多様化していくことが考えられます。こうした状況に対し、議会の役割を果たしつつ、真に必要な施策の実施に向けて全力で取り組んでまいります。
市においては「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、市民や事業者をはじめとしたさまざまな主体のマルチパートナーシップのもと取り組んでいますが、今後、市議会としてもペーパーレス会議の実施など、議会のICT化の推進に取り組んでまいります。
平成23年に制定しました「岩倉市議会基本条例」の理念に基づき、議会改革に引き続き取り組んでおりますが、市議会の役割・機能が高められるよう、さらなる改革に努め、執行機関と真摯に議論を重ね、新たな時代の住民福祉の増進につながるよう「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を目指して、全議員が一丸となって、より一層努力してまいる所存でございます。
結びに、本年の干支は、「巳年(へび年)」でありますが、蛇は古代から再生や永遠の象徴とされ、皮を脱ぎ捨て新たな姿に生まれ変わる姿がその象徴となっています。こうした意味から、巳年は新しい挑戦や変化に対して前向きな姿勢を示す年とも解釈されています。
私たち誰もが、刻々と変化する社会情勢の中で新たなことや前向きに進む一年となるよう願い、新しい年が市民の皆様方にとりまして、元気で幸せな年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。