くらし 東浦のチカラ vol.22

ちょっと話題の町出身・町内で活躍している方を住民自治課で発掘し、2か月に1回紹介します!

■ラグビー選手 岡本泰斉さん
◇プロフィール
片葩小、東浦中を経て、中部大学春日丘高校で全国大会へ出場。ラグビーの強豪である帝京大学に進学し、3・4年のとき大学選手権で日本一に輝く。現在は、ラグビーのリーグワン「豊田自動織機シャトルズ愛知」で活躍中。

昨年「県民の日学校ホリデー」の一環で豊田自動織機シャトルズ愛知の選手とラグビーを体験するイベントが実施された。ラグビーボールに初めて触れる子どもたちの輪の中に、岡本さんの姿があった。
「ラグビーを始めたのは、父がラグビースクールのコーチを始めた関係で、5歳から連れられて行ったのがきっかけです。最初は、人と体をぶつけ合う(タックルなど)のが怖くて、好きになれませんでした。小学生になると、少年野球チームに所属し、友だちと練習に行くのが楽しく、ラグビーよりも野球に夢中でした」と笑う。しかし、父の影響もあったのか、ラグビーは続けていた岡本さん。
なぜラグビーに熱中するようになったのか?「きっかけは中学生の時の怪我。一時期ラグビーができませんでした。ラグビーができないストレスを感じていたのか、怪我が治ると、ラグビーをやりたい気持ちが無性に湧き出てきて。その気持ちをエネルギーに変えて、プレーにぶつけました。すると、苦手だったタックルもできるようになり、ラグビーにのめり込むようになりました。今では、タックルなどの体をぶつけるプレーが1番得意です」と話す。
中学生の頃から漠然と「この先もラグビーを続けたい」と考えるようになった。「最初は野球の道も考えていたのですが、競技人口が多い野球より、ラグビーの方が活躍していけるのではと考え、ラグビーの道に進むことにしました」。
大学では日本一も経験。しかし、競技人生は甘くなかった。「大学時代は、練習についていくのに必死すぎて、あまり覚えていないほど。今まで所属したどのチームにも、自分より強い選手がいて、自分が1番の選手だと思ったことはありません。『負けたくない。1番になりたい』という気持ちが常にあったからこそ、つらい練習も頑張り続けることができたと思います」と振り返る。
ラグビーの魅力を聞いた。「自分より大きな選手にタックルして、倒した時はうれしいし、良いプレーをしたとき、15人のメンバーと喜びあえるところが最大の魅力。将来はチームを代表する選手になれるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!」。