- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県松阪市
- 広報紙名 : 広報まつさか 令和7年8月号
最終回となる120回も前回に引き続き、地域包括ケア推進会議会長佛教大学長友薫輝さんに、松阪市地域包括ケアシステムの今後についてお話を伺いました。
このコーナーは終わりますが、誰もが住みやすい松阪市を今後も目指します。
松阪市地域包括 ケア推進会議会長 佛教大学 長友薫輝さん
◆1.よりいっそう住みやすい地域へ
本連載は今号で終了となります。これまで120回にわたって実に多くの方々の協力を得て、様々な角度から、松阪市の高齢者のくらしについて掲載されてきました。
高齢期にある人々が住みやすい地域は誰にとっても住みやすい地域となります。誰もが住み続けることができるよう、松阪市では市民のみなさん、医療・介護・社会福祉の専門職、関連する行政機関等の方々が一体となって取り組んでいる姿が印象的です。謙遜される方々ばかりなのですが、客観視すればもっと誇りに思って頂いてよい、素晴らしい取組がなされています。
というのも、日本国内はもちろん国際的にも、高齢期にある人々が慣れ親しんだ地域で、住み続けることができるよう、まちづくりをしていきましょうという流れが形成されつつあるからです。
◆2.国際的な動向をふまえて
昨年5月、ニューヨークの国連本部にて開催された、第14回高齢化に関する作業部会に出席しました。会議の議題は「高齢期にある人々が住み続けることができるようにするには何が必要か」というものです。
おそらく松阪市の方々が同会議に出席していれば、「すでに本市では取り組んでいる」と感じるものばかりだったかと思います。市民と専門職と行政が一体となって高齢期にある人々の暮らしを考え、地道に実行していくことの重要性が各国政府やNGO(非政府組織)から語られていたからです。
◆3.地域包括ケアシステムのこれから
最後になりましたが、まずは松阪市地域包括ケア推進会議、そして事務局会議等にご出席頂き、会議内容や研修等に関して工夫を重ねて頂いている医療、介護、社会福祉等の専門職の方々に御礼申し上げます。
続いて、松阪市役所の職員のみなさんに感謝申し上げたいと思います。地域包括ケアシステムが上手く機能するかどうかは、基盤となる市役所職員の方々の力量に左右されるといっても過言ではありません。市民の思いを代弁できる、みなさんの多大なお力添えがあったからこそだと思います。
今後も、よりいっそう、市民と専門職と行政が一体となって高齢期にある人々の暮らしを考えて取り組んでいかれることを祈念しています。
問合せ:高齢者支援課
【電話】53-4099
【FAX】26-4035