- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県鈴鹿市
- 広報紙名 : 広報すずか 2025年10月5日号(No.1685)
企業には、社会の一員として基本的人権を尊重した行動が求められます。近年は特に「人権尊重」や「差別撤廃」に対する取り組みが重要視されてきています。
企業における人権課題としては、職場での差別やパワハラ、セクハラ、採用に関する差別的な扱いなどが知られています。厚生労働省が2023年に実施した調査では、過去3年間に勤務先でパワハラを経験した人の割合は19.3%、セクハラを経験した人の割合は6.3%でした。
昨今、カスタマーハラスメント(カスハラ)という言葉も聞かれるようになりました。これは、顧客や取引先からの暴力的な要求や悪質なクレームなどの著しい迷惑行為のことを指します。企業にとって、このカスハラへの対応が、従業員の人権を守る上で大きな意味を持つようになっています。
世界人権宣言と並んで現代の人権の基礎となっている国際人権規約には、全ての人が、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治的な意見・その他の意見、国民的・社会的出身、財産、出生または他の地位などによるいかなる差別も受けないことが明記されています。誰もが安心して働くために、差別を受けない権利は、企業でも当然ながら尊重されなければなりません。
本市は「市内に雇用の場が確保され、安心していきいきと働くことができる環境が整っている」まちを目指しています。誰もが自分らしく、充実して働くことができる環境づくりに努めていきましょう。
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