くらし みんなのチカラでなんとかなるなるなばりです。公園×アイデア

■やりたいことを持ち寄ってみんながつながる公園に ポットラックパーク薦原
「ポットラック」の語源はポット(鍋)とラック(運)。もともとは、参加者が料理を持ち寄って開くパーティーを指す。今回は、公園に「やりたいこと」を持ち寄って楽しむことに。

▽公園で楽しもう
かつて薦原で親しまれた「長靴とばし大会」が復活!優勝者には黄金の長靴を贈呈――。「ポットラックパーク薦原」と名付けられた催しが、4月12日、薦原公園で繰り広げられました。
「公園に『やってみたいこと』や『好きなこと』を持ち寄って、みんなで楽しもうという初めての取組です」と、薦原地域づくり委員会の田畑佑輔さん。絵を描いたり、ダンスをしたり、朝市を楽しんだりと、来場者はゆったりとしたひとときを過ごしました。
地域の中高生などもボランティアとして参加。医療専門職を中心とした「ちぃちかけん(地域に力と健康を)」活動のメンバーも運営に加わりました。
「公園で何かやってみたい人を巻き込みながら、誰もがまちづくりに関われる場をつくりたかった」と田畑さん。「今後も地域の中心にある薦原公園をみんなでうまく活用して、地域を盛り上げていきたい」と意気込みます。

▽公園で生まれた「つながり」
大の苔好きという武田拓生さんは、公園に自生する様々な種類の苔を集める「こけビンゴ」を企画。「学校の課外授業として、やってみてほしかったんですよ」と話します。親子連れなどが夢中になって公園中の苔を探し回り、武田さんはその手助けをしながら苔の魅力を伝えていきます。
絵を描くコーナーでは、「何を描いてるの」と自然と会話が生まれ、地区の異なる中学生同士が、「米袋バッグづくり」を通して友達になるという一場面も!バッグのひもを通す丸い金具(ハトメ)を提供した堀内俊史さんは、「規格外品だけど、使えるものばかり。喜んでもらえてよかった。生活に身近な部品が近所の工場で作られていることを知ってもらえるいい機会」と話します。
来場者やスタッフ、協力者など公園に集まったいろんな人たちが、それぞれ楽しみ、新たなつながりが生まれる――。そんな素敵な一日になりました。