くらし 一人一人が備えてこ!防災力UP!鳥羽 vol.141

■東日本大震災から14年~大切なのは、すぐ逃げること~
平成23年3月11日に発生した東日本大震災から、今年で14年です。死者15,900人、行方不明者2,523人(令和6年3月10日現在)など、多くのかたが津波により犠牲となりました。鳥羽市でも、南海トラフ地震が発生した場合、東日本大震災と同じような状況が起こる可能性があります。
防災への備えを再確認し、防災意識をより一層高めましょう。

◇津波からの避難は、「より遠く、より高く!」
津波から命を守るために、想定にとらわれず、迷わず、とにかく早く高い場所へ避難しましょう。
自ら率先して避難することで、周りの人も避難行動に移すきっかけになります。
東日本大震災から得られた「すぐ逃げる」という教訓を決して忘れることなく、一人一人が日頃から意識を持って備えておくことが命を守ることにつながります。

◇地震・津波に対する日頃の備え
▽家の中を安全に
避難の妨げになるような物が玄関や部屋の出入り口・通路(避難経路)に置いていないか、就寝中に倒れて下敷きになるような家具がないかなど、家の中の「危険な場所」「安全な場所」を確認して、整理整頓や家具固定など、必要な対策を講じてください。

▽津波ハザードマップや避難経路と避難場所の確認
自宅・勤務先・学校などの周辺状況についてハザードマップを参考に、避難場所までの経路に危険箇所(細い路地やブロック塀など)がないかを確認してください。万が一に備え、複数の避難経路を想定しておくことが重要です。

▽非常持ち出し品のポイント
地震後の津波の避難場所は、基本的には屋外です。屋外での長時間の避難も想定してください。
・日よけ対策や防寒対策など、季節に応じた対策をしましょう。
・避難場所によっては、トイレがない場所もあります。携帯トイレも準備しましょう。
・持ち運びやすいリュックや旅行かばんなど、自分にあった重さで準備しましょう。
・水・電気・ガスなどのライフラインが止まった場合を想定し、それぞれに応じたものを準備しておきましょう。
・お年寄りや子どもに必要な物、感染症対策グッズ、そのほか自分にとって生活に必要なものを追加しましょう。

問合せ:総務課防災危機管理室
【電話】25-1118