- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊賀市
- 広報紙名 : 広報いが 2025年3月号
人権について考えるコラムです。
■思い込みで行動していませんか-多文化共生課-
「外国人は税金払ってないやんなぁ」と聞かれることがあります。当然のことながら、外国人住民も収入などに応じて課税され、税金を納めなければなりません。
「外国人ってゴミ出しのルール守らへんよなぁ」という言葉も聞くことがありますが、すべての外国人住民は、ルールを守っていないでしょうか。また、ルールを守らないのではなくて、ルールがわからないからではないでしょうか。
令和6年12月現在、伊賀市には45カ国の人が暮らしており、14人に1人が外国籍です。
「外国人住民は日本語がわからない」と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、市の外国人住民アンケート調査では、9割近くの人が「読み書きは苦手だけれど、簡単な日本語なら話せる」と答えています。
多文化共生課の窓口には、外国人住民からの相談だけでなく、日本人住民からの相談もあります。
なかでも「隣に外国人が暮らしていて、伝えたいことがあるけど、どうしたらええやろ」という相談が多くあります。「まず、ゆっくりと簡単な日本語(やさしい日本語)で話してみてくれませんか」「スマートフォンを使うと、簡単に翻訳ができますよ」などのアドバイスをすると、後日、「話してみたら、日本語通じたわ」と、とても明るい表情でお礼を言われたことがあります。
見た目が外国人というだけで、「自分とは関係ない」「仲良くはなれない」と勝手に思い込んでいませんか。多くの外国人住民は伊賀市を「安全で暮らしやすいまち」と選んで暮らしています。外国人住民も伊賀市で暮らす大切な仲間です。私たち一人ひとりがお互いの違いを認め合い、共に学び合い支え合うことで、より活気に満ちた暮らしやすいまちになると思います。
◇ご意見などは人権政策課へ
【電話】22-9683【FAX】22-9641【メール】[email protected]