くらし 【PickUp】 未来へつなげるまちづくりへ 羽ばたけ!地域担当職員

地域と行政をつなぎ、協働のまちづくりを推進する地域担当職員。そんな地域担当職員の活動や地域との関わりについて紹介します。

■地域担当職員制度とは
地域担当職員制度は、市職員が地域との関わりを積極的に進め、地域の多様化・複雑化する課題への対応や、未来につなげる協働のまちづくりの推進を図ることを目的に、平成28年度から始まりました。令和7年4月1日時点で86人の市職員が地域担当職員として活動しています。

■地域担当職員の役割
地域担当職員は、地域と行政の橋渡し(情報伝達)や地域内の活動団体のコーディネートなどを行っており、地域のまちづくりについて、地域と共に考えながら活動を支える役割を担っています。市内14地区のまちづくり協議会に地域担当職員が関わり、さまざまなまちづくり事業に参加することで地域のまちづくりを支援しています。主な活動は、地区の会議への参加やイベントなどの企画、運営のサポートを行っています。

■まちづくり協議会って何?
地域の暮らしを守るため地域で暮らす人々が中心となって、地域課題の解決に向けた取組や地区の特性をいかした活動を持続的に行う地域自治組織です。まちづくりに欠かせない団体であり、行政の重要なパートナーです。市内14地区すべてのまちづくり協議会が各地区にあるコミュニティセンターを拠点として活動しています。

■まちづくり協議会と地域担当職員の声
・情報誌「GO!まち協」では、情報収集から制作まで地域担当職員に携わっていただいています。昨年、地域担当職員が企画立案したイベントは、地域で話題となり、多くの人に楽しんでもらうことができました。
五個荘地区まちづくり協議会 小杉勇会長

・地域担当職員になったことで、まちづくり協議会の活動を通じて地域のことを知り、いろいろな人との関わりが増えました。地域活動に貢献できるだけでなく、自らの業務にも経験をいかすことができて良かったです。
五個荘地区担当 溝江麻衣子さん(企画課)

・第3次まちづくり計画の策定委員会に地域担当職員も入り、一緒になって内容を考えてくれました。まちづくり協議会が活動を進める上で必要な制度の確認や窓口についてアドバイスをもらっています。
南部地区まちづくり協議会 中江靖浩会長

・まちづくり協議会の会議などに参加し、同協議会のスローガンである「誰もが笑顔で暮らし 活力あふれるまち」が実現できるよう一緒に活動しています。今後も、地域の人と一緒に課題に向き合い、住みよいまちになるよう、共に考え、支援していきたいと思います。
南部地区担当 垣見直希さん(こども政策課)

■こんなところで地域担当職員が活躍しています
令和7年1月と3月に開催された「Aito Ichigo Festival」では、地域担当職員が愛東地区のいちご農家とスイーツショップなどをつないでいちごを使ったスイーツ販売のイベントが実現しました。市内はもとより県外からの来訪者に向け「あいとういちご」というブランドを広く発信しました。また、毎年12月に開催される「ライティングベルinNOTOGAWA」では、イルミネーションの飾りつけ設置や撤去作業の際に、多くのボランティアと一緒になって地域担当職員も汗を流しています。

■共に築く市民協働のまちへ
地域担当職員は、「未来につなげるまちづくり」に向けて、庁舎にとどまることなく地域に足を運び、地域の皆さんと顔を合わせながら、一緒に考え、活動を支えています。地域との関わりを通じて、地域が抱える課題や地域が誇る魅力をより一層理解し、市民と行政が一体となった協働のまちづくりを進めています。
また、地域担当職員にとっても地域との関わりは学びの場であり、その経験が職員の成長や視野の広がりにつながります。地域の皆さんと、共に学び励まし合う仲間(パートナー)として関わっていきます。

問合せ:まちづくり協働課
【IP電話】050-5801-5623【FAX】0748-24-5560