- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県東近江市
- 広報紙名 : 広報ひがしおうみ 令和7年9月号
■7月26日
100畳敷大凧制作
のりつけ式
市制20周年、昭和100年の節目の年であることから大凧の制作が12年ぶりに再開し、100畳敷大凧を制作するための「のりつけ式」が東近江大凧会館で開催されました。
「のりつけ式」は大凧制作の準備段階で行われる儀式で大凧に和紙を貼り付ける作業のことです。
大凧は、縦11・8メートル、横11・1メートルの大きさで図柄には、2羽の鶏の間に「昭和百年」の文字、その下に「祝」の文字が描かれており、「慶(鶏)祝昭和百年」の意味が込められています。
制作に当たり、東近江大凧保存会会長の山田敏一さんは、「東近江大凧は江戸時代から続いてきた伝統文化です。多くの市民の手で作りあげた大凧を大空に舞い上げることができればうれしいです」と話しました。
■7月26日
夏の夜空に、音と光と笑顔が舞う
聖徳まつり2025
本市の夏の風物詩である第53回聖徳まつり2025が近江鉄道八日市駅前一帯で開催されました。
江州音頭の総おどりでは、愛好家団体や地元企業、自治会など20団体のほか、子どもや飛び入りを含む約500人が参加。「ヨイトヨイヤマカ ドッコイサノセ」という合いの手に合わせてやぐらを中心に円を描きながら踊りました。
また、今年は市制20周年記念として、ドローンショーが行われ、文字やイラストが夜空に浮かびあがりました。
フィナーレには、延命山から打ち上げられた花火が夏の夜空を彩り、多くの見物客を魅了しました。
聖徳まつりに参加した鐘ケ江和美さん(幸町)は、「今年は踊りと花火のほかに、ドローンショーもありました。八日市駅の後方からドローンの光が出てきて、最後に延命公園へ消えていくのが凝っていてとてもすばらしかったです」と笑顔で答えてくれました。
■市内対決!勝敗の行方は
高校野球滋賀大会準決勝
第107回全国高校野球選手権滋賀大会の準決勝がマイネットスタジアム皇子山で行われました。対戦カードは52年ぶりの滋賀大会決勝進出を目指す八日市高校と3季連続の甲子園出場を目指す滋賀学園高校の市内対決となりました。
試合は最後まで白熱した展開となりましたが、序盤と中盤に得点を挙げた滋賀学園高校が3対1で逃げ切り、決勝戦進出を決めました。最後は両チームの応援団がエール交換を行い、健闘をたたえ合いました。
■東近江市の自然の魅力を満喫!
森里川湖3DAYキャンプ
市内の小学1年生から4年生までを対象にしたイベント「森里川湖3DAYキャンプ」を7月下旬から8月上旬にかけて開催しました。
このイベントは、子どもたちが鈴鹿の山々から琵琶湖まで広がる豊かな自然とそのつながりに気づき、そこに積み重ねられてきた歴史や文化の奥深さを知ることで、「ひがしおうみってすごい!」と感じてもらうことを目的としています。3日間で、愛知川の上流から下流までのつながりを感じられる体験を通して、本市の自然や文化を満喫しました。
1日目は、能登川地区で漁船に乗り、琵琶湖にある伝統漁法えり漁の仕掛けの見学や湖畔での生き物探し、昼食には琵琶湖の魚を味わったほか、黒枝豆の収穫体験をしました。
2日目は、八日市地区で竹について学んだ後、この日の昼食の流しそうめんで使用する竹の箸と器を各自が手作りしました。他にも竹製のおもちゃで遊んだり、水路で生き物の観察をしたりしました。
3日目は、永源寺地区で木地師と呼ばれる椀や盆を作る木工職人から木地師文化を学んだり、箕川町で川遊びを楽しみました。
参加した榎並宗佑さん(10歳)は、「琵琶湖で網を持って魚の捕まえ方を教えてもらい、11匹捕まえることができておもしろかった。船で琵琶湖に行ったときに風が吹いていて気持ちよかった」と、普段できない体験ができたことを喜んでいました。