くらし 事例で学ぶ 消費者トラブル Vol.31

■ダークパターンをご存じですか?
▽事例
通販サイトを見ていたら、以前から欲しい商品が見つかった。本日中となっていて残り数点で時間のカウントダウンがされていた。どうしようかと迷っている間に他の人に購入されたくなく、購入ボタンを押した。その後、そのサイトからいろいろなメールが届くようになってしまった。

▽ダークパターンとは
アプリやウェブサイトを利用中、意図せず商品を購入してしまった経験はありませんか?このように、ユーザーをあざむくためのデザイン技法をダークパターンと定義されています。ダークパターンは人がついうっかりやってしまう行動の習性を悪用して、企業がより多く商品を買わせようとしたり消費者の情報を取得したりするために用いられています。

▽ダークパターンの種類の例
・「今だけ」「残りわずか!」などの表示で購入を急がせる
・「お試し価格」と表示し、「定期購入」に最初からチェックが入っている
・「メールマガジン登録」と表示し、「ショップからのお知らせ」や「アンケートに答える」などに最初からチェックがはいっている
・無料期間が終了すると、自動的に有料プランに切り替わる

▽消費者が注意すべきこと
消費者をあざむくダークパターンは私たちの行動の習性を悪用していることから、騙されないためには落ち着いて対応することが必要です。「売り切れそう」とついあせってしまったり、よく見ないで決済してしまわないように、ひと呼吸おいて画面の内容を確認しましょう。

問合せ:竜王町消費生活相談窓口(防災センター内)
【電話】58-3703