- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県愛荘町
- 広報紙名 : 広報あいしょう 2025年11月号
■歯周病について
11月8日は「いい歯の日」歯周病は、口の中の細菌が原因で、歯を支えている歯茎や骨が徐々に破壊されていく病気です。
進行すると歯肉が赤く大きく腫れ、歯がぐらついているなどの症状が起こり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。また、歯周病は動脈硬化や糖尿病などを悪化させる一因でもあります。
▽歯肉炎
歯と歯肉の境目のところが赤く腫れて出血する状態。
▽歯周炎
歯垢(プラーク)、歯石が原因で炎症が悪化し、歯と歯肉の間の満が深くなり、歯の周りの骨が溶け始める。
▽歯周炎(重度)
歯周炎が進行し、歯ぐきや骨が破壊されていくと、歯を支える力が低下し、最終的に歯が抜ける。
■歯周病の原因となる歯垢(プラーク)
歯の表面に付着している白または黄色いものが歯垢(プラーク)で、わずか1mgの中に1億個以上のむし歯菌や歯周病菌が棲みついています。歯垢が菌ごと石灰化したものが歯石で、一度できると歯磨きでは取れず、表面がざらつくためにさらに歯垢がたまりやすくなってしまいます。
■歯周病予防について
歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きで歯垢を取り除くことが大切です。
▽ブラッシングのポイント
・歯ブラシは毛先を使い、強く力を入れすぎないようにする。
・磨く順番を決めて、歯1本ずつすべての面を磨くようにする。
・歯と歯の間や歯並びの悪いところ、入れ歯の部分や奥歯の裏側など磨き残しの生じやすい場所は、フロスや歯間ブラシを使用する。
▽歯ブラシは鉛筆を持つように
毛先は歯と歯や歯ぐきの溝にはいるように、細かく動かします。
前歯や犬歯などは、縦磨きが適しています。
歯周病の初期は自覚症状がなく進行してしまうので、早期発見し、進行を防ぐためにも定期的な歯科健診が大切です。
また、歯周病は「生活習慣病」のひとつです。生活習慣を見直すことも歯周病の予防に繋がります!
特定健診の問診結果から、愛荘町は噛みにくい・ほとんど噛めない人が多い状況です。

いつまでも自分の歯で食事を楽しめるよう、しっかりよく噛んで歯を失う原因となる歯周病を予防しましょう!
健康推進課は1ロプラス10回噛む「噛むCOME(かむ)+10(プラステン)運動」を進めています。
参考:日本歯科医師会、滋賀県歯科医師会
問合せ:健康推進課
【電話】0749-42-4887
