くらし くらしの中に図書館を

◆新しく入った本のなかから
*図書館で新しく購入した図書の一部を紹介します。新刊コーナーにぜひお立ち寄りください。

▽それいけ!平安部
宮島未奈(著)
高校の入学式当日、栞(しおり)の耳に飛び込んできた「平安時代に興味ない?」声の主である安以加(あいか)の「平安部」を作りたい!という熱意に押され、栞は創部に必要な5人の部員探しに奔走することに。なんとか集まった個性たっぷりの5人で平安部はスタートするが、果たしてどんな活動が始まるのか…。読めば、いつの間にかあなたも6人目の部員になってしまう青春小説。

▽遺贈寄付ブック
齋藤弘道(監修)
「遺贈寄付」とは、自身が死亡した後に、遺産の全てまたは一部を非営利団体などに寄付をすること。それは、社会や次世代への「恩送り」であり、人生最後の社会貢献。また、新しい終活の方法ともいえる。本書では、その仕組みや手順などの基礎知識から実際の方法、寄贈先の紹介と寄付金の使用例までを一連の流れに沿って解説。

▽近江・坂本の町屋旧岡本家解体記
須藤護(著)横田雅美(著)
1900年代初頭に竣工され、大津市の中心地で木材商を営んでいたという旧岡本家。戦前には、銀行の出張所として用いられたことも。解体決定時には、著者の住居でもあった。明治から現代まで、坂本の目抜き通りで町屋として活用されてきたが、2023年に道路拡幅の影響で解体されることに。その解体の過程の記録を通し、町屋の発展・進化と職人の技術や道具などについて考察した書。

▽ホタルの光をつなぐもの
福岡伸一(文)五十嵐大介(絵)
今年もホタルが姿を現す季節を迎えました。私たちが見るホタルの光は、1億年以上にわたりホタルが命をつないできた途方もない時間の流れのなかの一瞬の輝きです。どのようにして長い時間、種をつないでくることができたのでしょう。ホタルの住む小川の環境の変化を追うことで、自然の中にあるつながりと力について、子どもたちに向けてやさしく語ってくれる科学絵本です。

◆図書館カレンダー

◆図書館知(し)っ得(とく)
▽新しい雑誌が入りました
「住まいは、生き方」をコンセプトとする季刊誌『チルチンびと』が図書館の雑誌に仲間入りしました。(2025年春号より)風土に根ざした素材でつくる心地のよい家づくりの情報誌です。ぜひご利用ください。
*たくさんの方におたのしみいただけるよう、雑誌の最新号は館内でご覧いただくようお願いしています。バックナンバーは図書資料と同様に貸出可能です。(*画像はイメージです。)※詳しくは本紙をご覧ください。

▽リサイクルフェア只今開催中~雑誌をおわけします~
保存期限が過ぎた雑誌を、みなさんにおわけしています。掘り出し物のバックナンバーを見つけにいらしてください。
前期:~6月25日(水)まで
・タイトルが“あ行~さ行”ではじまる雑誌(約450冊)
後期:6月27日(金)~7月30日(水)
・タイトルが“た行~わ行”ではじまる雑誌(約250冊)

*前期・後期とも、1人10冊まで(同タイトル雑誌は2冊まで)
*期間中でもなくなり次第終了します

問合せ:町立図書館(豊郷小学校旧校舎内)
【電話】35-8040